■長期ビジョンと中期経営計画
4. 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
サンワテクノス<8137>は、2028年3月期にPBR1.0倍超を達成するために、営業利益80億円超、ROE10.0%超をKGIとし各種施策に取り組んでいる。営業利益80億円超の達成は、3つの基本方針を推進して実現する考えだ。また、ROEについては2026年3月期で6.4%の水準だが、2023年3月期に13.3%、2024年3月期に10.8%と過去には10%超の水準もあったことから、達成可能な水準と言える。同社ではROEの向上施策として、収益の拡大に加えて総資産回転率の向上にも取り組む方針だ。具体的には、資本効率や在庫回転率の向上、政策保有株式の売却などを推進している。資本効率については、サンワ版ROICを導入し、利益指標のみを重視した評価制度から資本効率性も重視した評価制度に改めた。そのほか、PER向上施策として株主還元の強化やIR/SR活動の強化による認知度向上に取り組んでいる。2026年3月期の1株当たり純資産は3,397円台で、PBRは約1.1倍(5月25日終値換算)と1.0倍を超過しており、今後も1.0倍超の定着に向けてこれらの取り組みを継続する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
いま読まれてます
記事提供: 
元記事を読む