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「死刑判決」を受けたドイツ銀行。1.4兆円では済まない絶望の訴訟リスト

数え切れない訴訟を抱えるドイツ銀行

合計でいったい何件の集団訴訟や調査が入っているのか分からないほど、非常に多い状況です。これは長期負債を抱えているのと同じです。

●Esch Funds Litigation

●FX Investigations(外貨不正取引訴訟。米国だけでなくカナダ等多数の集団訴訟)

●High Frequency Trading/Dark Pool Trading(超高速・高頻度取引での不正行為訴訟)

●Interbank Offered Rates Matter(インターバンクレート不正訴訟。米国、欧州各国だけでなくアジア等の金融監視当局による調査、この分野だけで47件の民間訴訟)

●米ドルLIBOR 不正操作に関する複数の訴訟

●日本円LIBOR ユーロ円TIBOR不正操作

●SIBOR及びSOR

●韓国株価KOSPI(指数操作疑惑で複数の訴訟)

●サブプライム住宅ローン、不動産担保証券の不正発行

●Trustee Civil Litigation(8件の集団訴訟)

●貴金属不正操作疑惑(金価格不正操作で早々に妥協、他行の手口を教えることで和解金額を下げた例の訴訟)

●Referral Hiring 不正疑惑

●ロシア・英国株式不正取引疑惑

●国債、機関債不正疑惑

●米国禁輸関連疑惑(スーダン、北朝鮮、キューバ、シリアの銀行との取引疑惑)

●米国債不正疑惑

長期負債なら金額が分かりますが、この訴訟や不正行為調査では、和解金額がどれほどになるのか分かりません。非常に恐ろしい事態です。

Next: 今後の訴訟に備えるドイツ銀行、しかし資金はまったく足りず

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