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これから起こる悲劇すべてを「トランプのせい」にして終わる世界経済

米国株の暴落を警告する専門家たち

複数の専門家は、FRBの低金利の垂れ流しマネーによって高騰してきた異常な株価が、急激な落ち込みをすると指摘している。

現在の米国株価は記録的なレベルとなり、それゆえ、専門家たちは「残酷な下落になる」と見ています。他にも、「強烈な物価上昇」や「米ドルの大幅な価値下落」を指摘している専門家が多くいる状況です。

この問題の背景には長年蓄積されてきた米国の構造的な欠陥があるとしていますが、結局は「トランプが責任を押し付けられる」ことになりそうです。

ジム・ロジャーズやジェームズ・リッカーズが警告する経済メルトダウン

また記事中では、ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)の最近のインタビューについても言及しています。

ジム・ロジャーズは最近のインタビューで「備えよ。人生で最悪の経済危機に突入しつつあり、多分これまでで最悪の状態となって、多くの組織、企業、下手をすれば政府や国家までが崩壊するかもしれない」と警告している。

さらに、ベストセラー『通貨戦争』の著書で経済評論家・投資家のジェームズ・リッカーズ(James Rickards)の発言についても引用し、経済危機の訪れを強く示唆しています。

昨年末、ジェームズ・リッカーズが同様の警告を発している。トランプはこの経済危機に対して何もできないだろうとして、「金融危機は間違いなくやってくる。一番重要なことは、いますぐに準備することだ。それは2018年になるか?2019年になるのか?それとも明日なのかはわからないが、いつ起きても不思議ではない状態である。さらにその内容は2008年から続く経済のメルトダウンであり、今までにない規模と損害を与えるだろう」と預言している。

加えて、「前の危機では、FRBが米ドルを大量にばら撒いて誤魔化したが、今度はおそらく金融的凍結、すなわち銀行閉鎖をして、電子マネーも凍結させて混乱を抑えるだろう。その引き金は、大手銀行の破産、現物地金の引き出し停止、戦争勃発、自然災害、金融システムに対するサイバー攻撃など、いろいろなことが考えられる。その時期は問題ではない。問題なのは、この危機が回避不能であり、もうすぐ来襲するということだ。準備をする必要がある」と語っている。

最大の問題は、FRBがここに至っても借金を増やすだけで、何とか水面下に沈まないようにと永久的な信用創造を続けていることである。

「反グローバリズムが経済危機をもたらす」IMFによる宣伝の意味

事実、トランプが大統領に選ばれる前から、IMFやグローバリズムを進める機関は「トランプの反グローバリズムが経済危機を引き起こす」と宣伝した。選挙終了後も、同様のプロパガンダが続き、例えば英国のIndependent紙には「ドナルド・トランプ大統領は、どのようにして世界経済を難破させるか」という題名の記事を掲載。そこでは、「2017年に米ドル危機が起きて、それが銀行危機と、そして大不況を引き起こすだろう。すべてはトランプが引き起こすものだ」と述べられていた。

Next: すべてに気づいているトランプは「市場クラッシュ」の引き金を引くか?

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