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竹中平蔵YouTubeチャンネルに低評価が殺到。「生粋の炎上系、迷惑系」評価定まる

人材派遣大手「パソナ」グループの会長を務め、菅政権のブレーンでも知られる経済学者の竹中平蔵氏が、この年末年始になんとユーチューバーデビューを果たしたことが判明し、大きな話題となっている。

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竹中氏がユーチューバーとしてデビューしたのは、2020年12月29日に開設した自身のチャンネル「竹中平蔵の平ちゃんねる」。その同日にはさっそく「【竹中平蔵】Youtubeチャンネル 始めます 2021年1月1日スタート」なる予告動画をアップさせた。

その内容はというと、働き者だった父の姿を見て育った学生時代の竹中氏が経済学を志し、学生運動の影響で試験がなかった東大ではなく一橋大学に入ったという、まったくもって他愛のないもの。しかし、これがなぜか低評価の嵐に見舞われる結果となり、報道によると500件足らずの高評価に対して、なんと1万6,000件もの低評価を集めてしまったという。

その後も低評価は増え続け、一時は6万件を超えたという説も。さらにコメント欄にも辛辣な意見が殺到した模様で、1月4日現在ではコメント欄と評価に関しては閉鎖中。ちなみに同時点でのチャンネル登録者数は、その注目度の割には9,200人程度にとどまる結果となっている。

「炎上系ユーチューバーの大本命」との声も

今回の竹中平蔵氏によるユーチューバーデビューに関して、SNS上では様々な反響が見られるのだが、なかでも多いのが「炎上系ユーチューバーの大本命か」との声だ。

最近の竹中氏といえば、「#竹中平蔵つまみだせ」というハッシュタグがツイッターでトレンド入りをするなど、国民からの忌み・嫌われぶりに磨きがかかっている印象。だが、そういった元々の評判もさることながら、先述した通り動画内にあった、働き者の父の背中を見て「父親みたいに一生懸命働いている人が、なぜもっと豊かになれないんだろう」と思ったという部分が、“明らかに煽ってる”と多くの視聴者から見做されているようなのだ。

これに対しネットからは「ヒカルやゆたぼんを凌ぐレベルの炎上系ユーチューバー」「ナチュラルボーンの怪物」「メンタルの強さが凄い。色んな意味で」という、ある意味で竹中氏のユーチューバーとしての素質を高く評価する声が。またそのいっぽうで、炎上系ではなく「日本の労働者と日本経済そのものに対する“迷惑系”YouTuberでは」といった意見も多く見られた。

その後、1月1日には真面目なテーマの動画として「NHK問題 国民から受信料を取り続ける前に NHKは電波の開放を【解説 平ちゃんノート】竹中平蔵の平ちゃんねる1」を公開した竹中氏。NHK改革の話題とは、いかにも元総務大臣らしいチョイスと言えそうだが、このことに関しても「やっぱり今の政府の関係者は優先順位がトチ狂ってんな」「やはり公務員や正社員同様「既得権」とスケープゴート立てる古い手段」と、内容の是非はともかくこちらも評判のほうはすこぶる悪いようだ。

竹中氏の“鉄道トーク”に鉄オタからは悲鳴

そんななか、竹中氏はちょっとした“息抜き”の動画として、自身の趣味や好きなものを語る動画として「休日動画1回目 鉄道ファンの思い出 初披露 【平ちゃんの休日】竹中平蔵の平ちゃんねる2」を公開。

竹中氏曰く、決められた線路の上を時刻通りに走っていく“律義さ”が好きとのことで、大臣時代に北海道の稚内へ視察に行った際には、当時の秘書官だった岸博幸氏と夜行列車を見に行ったこともあるという。

この動画は鉄道ファンを中心に大きな波紋を呼ぶ結果となり、「人気取り」「鉄オタもたまったもんじゃねえ」といった声、また「鉄オタにものを任せてはいけないという実例」「鉄オタに良い人間いない説」などといった、鉄道ファンを叩くための格好のネタとして早速使われてしまう事態にもなっている。

さらに動画内で、竹中氏がいわゆる“時刻表鉄”だったことが明かされたことで、俗に“同担”と呼ばれる同じく時刻表好きな鉄道ファンからは「最悪すぎる」といった嘆きの声も多数。人気取りの側面に確かにあっただろうと思われるこの動画だが、結果的には竹中氏の嫌われっぷりがとことん際立つという、そんな反応となっている。

「お年玉企画」を期待する声も

昨年末のチャンネル公開から1月4日までで、合計4本の動画をアップロードと、要職にありながらも更新ペースは結構早い「竹中平蔵の平ちゃんねる」。

ネット上では“こんな企画をやって欲しい”といった意見も見られるが、やはり期待する声が多いのが「1ヶ月7万円生活」企画。竹中氏がかねてから提唱しているベーシックインカムで本当に生活していけるのか、身をもって試してみろという意見だ。

それに少し関連して、最近SNS上でもよく見かける「お年玉企画」をやるのではといった見方もあり、そのためにチャンネルを登録したといった声も。ただ、正月も3が日を過ぎた現時点でも、そのような企画の発表はないようで、このままだとどうやらぬか喜びに終わりそうな情勢だ。

「1ヶ月7万円生活」や「お年玉企画」を実際にやるのかはさておき、今後の展開がいろんな意味で気になる竹中氏のYouTubeチャンネル。単なる人気取りのためなのか、それとも何かしらの思惑があるのか、それが分かるのはもう少し先のことになりそうだ。

Next: 「タイトルは『貧困家庭を増やしてみたwww』とか?」辛辣意見が続々

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