fbpx

女を追い込むフェミ。男女平等を叫びシングルマザーを困窮させた女性解放論者どもの罪=鈴木傾城

「何が何でも俺が妻子の面倒を見る」と断言する男は世の中から消えた。男が軟弱になったからではない。そのように決意すると、フェミニストが「男女は平等なのだから、男が面倒見るなんて考え方は傲慢だ」と攻撃する。だから男たちは「それなら、どうぞ」と喜んで道を譲った。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)

【関連】なぜ日本のシングルマザーは地獄なのか?約123万2,000世帯の半数が貧困=鈴木傾城

【関連】日本の貧困層は飢えずに太る。糖尿病患者の半数以上が年収200万円未満の衝撃=鈴木傾城

※有料メルマガ『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』好評配信中!ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。

多くの場合は養育費が継続して払われることはない

現在、日本は子どもの6人に1人が貧困なのだが、貧困に堕ちる子どもたちの少なからずは「ひとり親」である。

ひとり親というのは、子どもにとって父か母のどちらかがいないという状態なのだが、それは父親と死別したとか母親と死別したというものではない。

ほとんどは、両親の離婚で一方が出ていって、片方の親が子どもを育てる事態となって「ひとり親」となっている。すでに「子はかすがい」とはならない。ドライに関係は切れる。

子どもはどうするのか。子どもは母親に懐くし、母親もまた子どもを離したがらないので、ひとり親と言えば多くが「シングルマザー」である。

日本の母子世帯数は推計だが、約123万2,000世帯もいる。母親の81.8%は働いているのだが、収入は通常の世帯の半分以下でしかない。

本来であれば、離婚したとしても父親は養育費を払って金銭的に子どもの面倒を見る必要がある。別れたとしても、自分の子どもには間違いないからである。血はつながっている。

しかし、多くの場合は養育費が継続して払われることはない。父親は最初から払わないか、途中で逃げてしまうのである。結局は、4人に3人は養育費をもらっていないような状況となっている。

そしてどうなるのか。シングルマザーの51.4%が貧困であるのを見ても分かる通り、母子ともども深刻な貧困の中に落ちていくことになる。

2020年のコロナ禍によって、この状況はますます悪化してしまっている。

母子家庭を支援するNPO法人によると、収入がなくなったシングルマザーは5.8%、減ったシングルマザーは48.6%に及んでいる。
※参考:新型コロナでの影響:シングルマザー世帯への支援策に関するアンケート結果(2020/04/13暫定版) – しんぐるまざあず・ふぉーらむ

【関連】シングルマザーが急死、残された子の遺族年金はいくら?養育費がネックになることも=年金アドバイザーhiroki

【関連】「もう風俗で働くしかないのか」元AV女優の貧困シングルマザーに私が伝えたこと=午堂登紀雄

シングルマザーの苦境は世界共通。日本も例外ではない

シングルマザーが苦境に落ちる姿は、世界中どこを見ても存在する。

東南アジアでも、父親は他に女を見つけると、いとも簡単に妻と子どもを捨てて新しい女のところに行って帰ってこなくなる。だから、福祉も行政も頼りにならない東南アジアの女性たちは、離婚後には極貧に陥って売春ビジネスに足を踏み入れている。それしか生きる道がないからだ。

日本も風俗店に託児所があるとか、母親風俗嬢が仕事に行っている間は待機の女性が子どもの面倒を見ているとか、そんなケースも増えている。

それどころか、妊娠して臨月の状態なのにデリヘル店で働いているような女性すらもいる。日本のアンダーグラウンドでは、そのような光景が広がっているのである。

Next: 女性のキャリアや能力が無駄になる。実家にも頼れず孤立無援に

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー