天才投資家ジム・ロジャーズは「現金はゴミ」の時代に何を買う？３つの投資先を明言＝花輪陽子

2021年9月25日ニュース

現金がゴミとなる時期に取得すべきは「金（ゴールド）」

シンガポールDBS銀行のCIOのモデルによれば、金（ゴールド）は公正価値を下回る価格で取引されているということです。

金（現物 1oz.あたり）月足（SBI証券提供）

この価格で将来のリスクイベントに対して投資ポートフォリオをヘッジするために、長期的な観点から貴金属は魅力的に写ります。

今後、「ドル安」「マイナス金利」「高インフレ」「外因性リスクイベント」の4つのリスクが考えられますが、そのほとんどの要因で金価格は上昇すると考えています。

※参考：Time for gold to shine – DBS（2021年9月8日配信）

DBSによると、1つのシナリオは、労働市場の改善と供給サイドの混乱の中で、市場が米国のインフレリスクが上昇するということ。これによってリスクオフイベントの準備が整う可能性があります。

2003年の石油価格の高騰を背景に金がインフレ懸念に強く反応をしたことがありました。

現在は新興国がコロナの影響で厳しい状況で、米ドル高が維持されています。また、米ドル高から金価格が相対的に安くなっています。

金価格の分母は米ドルのために、米ドルが高くなると、金価格は相対的に安くなるからです。

ジム・ロジャーズ「ポートフォリオには金を入れろ」

米ドルの過大評価が調整後に金が上昇する可能性も高いでしょう。ロジャーズ氏も「ポートフォリオには金を入れろ」と常日頃から言い続けています。

ロジャーズ氏によると、金・エネルギー・農業がよさそうですね。

また、不況時も上がり続けるスター企業に投資をするのもよいと言います。

不動産も正しい物件に投資をすれば、インフレには強いと言われています。

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