fbpx

2022年ビットコインはどこまで上がる?海外勢が注目する暗号通貨の相場予測=高島康司

それでも機関投資家はビットコインを買う

このようにいま、ビットコインに関しては強気と弱気の相場予想が交錯している状況だ。

しかし、そのような状況にもかかわらず、アメリカの上場企業が大量のビットコインを買っていることが分かった。

「Bitcoin Treasuries List」というものが公開されている。これは、マイニング用コンピューターの販売と暗号通貨の市場分析を手掛ける「Coinkite.Inc」が提供しているリストだ。これは、バランスシート上にビットコインを保有している上場企業のリストである。その数は2020年に比べて、かなり多くなっている。上場企業のうち59社がすでにビットコインを保有しているのだ。

2021年12月30日時点では、トップのビットコイン保有企業は次のような大企業だった。

・「Tesla」42,902BTC
・「Galaxy Digital」16,400BTC
・「Voyager Digital LTD」12,260BTC
・「Square Inc.」 8,027BTC
・「Marathon Digital Holdings」7,649BTC

2021年3月1日の時点では、ビットコインを保有する上場企業は42社があった。当時、1,350,073BTCが企業のものとして保有されており、ビットコインの最大供給量2,100万のうち6.43%を占めていた。しかしその後、2021年は保有企業は増え、いまは59社になっている。

多くのアナリストは、機関投資家のこうしたビットコイン保有のトレンドは今後も続くと見ている。

このような状況を見ると、ビットコインはすでに企業が保有すべき資産として認識されており、機関投資家の分散投資の対象となっている。

すでにこの傾向は定着していると思われるので、たとえビットコインが短期的には暴落したとしても、中長期的には上昇すると見てよいのではないかと思う。

ということでは、エルサルバドルのブケレ大統領の2022年にビットコインは1,000万円を越えるとの予想は当たるかもしれない。

イーサリアムとライトコインの相場予想

「The Economy Forcast Agency(EFA)」の暗号通貨の2022年の相場予想を掲載する。

今回はイーサリアムとライトコインだ。ちなみにイーサリアムの現在価格は3,803ドル(約43万8433円)だ。

できるだけわかりやすく翻訳したが、表が細かいので月の右横に、その月の予想平均価格を書いておいた。また、円ドルは114円で計算してある。

Next: 予想では価格低迷?イーサリアムの2022年相場

1 2 3 4
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー