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ホテル客室から歯ブラシを奪う小泉進次郎“プラ新法”で国民生活の混乱再び。ファミマもフォーク廃止で「パスタには割り箸」の動きも

昨年10月まで約2年にわたって環境大臣を務めた小泉進次郎氏だが、そんな彼が残した“成果”のひとつである新法が、今年4月から施行されるにあたり、全国にある宿泊施設はその対応に追われているというツイートが、大きな反響を呼んでいるようだ。

4月1日から施行されるこの新法だが、正式には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」、略して“プラ新法”とも呼ばれるものだが、進次郎氏が環境大臣在任中だった昨年6月に国会にて可決。同法ではリデュース・リユース・リサイクルの3Rにくわえ、廃棄を前提としないものづくりをすることを意味するリニューアブルを加えた「3R+Renewable」の促進を掲げられている。

具体的には、特定プラスチック使用製品に指定された12品目に関して、削減に向けた目標設定や提供方法の見直しが事業者に義務付けられ、年5トン以上扱う事業者については対策が不十分な場合、社名を公表するなどの措置が取られることもあるという。

環境相退任後も国民の不満を募らせる進次郎氏

上記の“12品目”だが、ホテル・旅館業においては使い捨ての歯ブラシはもちろんのこと、ヘアブラシ、くし、カミソリ、シャワーキャップなどが該当。さらにクリーニングのサービスを行っている施設であれば、ハンガーや衣類用カバーの製品も含まれ、これらのものに関しては、今年4月以降は各部屋に置いておくという提供方法ができなくなるという。

これに対応する形で、一部のホテルなどではすでに各部屋にこれらのプラスチック品を置くのを止め、フロントなどにまとめて設置しておき、希望者のみが取っていくという方式に変えているところも、現時点で多くなっているようだ。

とはいえ、昨今のコロナ禍によって旅行はもちろん、仕事での出張などを長らくしていないという方も多く、そういった人々が今年4月以降、ホテルなどに久しぶりに宿泊した際に、以前までのように部屋に歯ブラシも何もなくて大いに戸惑う……そんな上記のツイートにあるような場面が、今後増えていくことは確かにありえそうである。

また一部のホテルでは、今後これらの製品を有料で提供したり、あるいは利用者に使い慣れた品を持参するよう提案するといったことを行うところもあるようだが、ネット上からは「高級ホテルはそんな対応はできないのでは?」「日本のホテルの良いところが一つ失われた気がする」などといった批判的な声がチラホラ。先の“レジ袋有料化”の際にも、幅広い層からのブーイングを受ける格好となった進次郎氏だが、今回の件でも再び不満を募らせる格好となっている。

プラフォーク廃止で割り箸がエコアイテムとして復権

いっぽう今回の“プラ新法”の影響だが、ホテルだけでなくコンビニやスーパーにも及ぶ模様。お弁当やパスタなどを買ったときに付いてきていた、従来までのフォークやスプーン、ナイフ、マドラー、ストローが、削減対策が義務化される“12品目”に含まれるのだという。

これを受けて、例えばコンビニ大手のファミリーマートでは、今後素材を問わずフォークと先割れスプーンに関しては配布を止める方針で、今後は箸での代用やマイカトラリーの利用を推奨していくと報じられているが、これには「環境負荷を減らす効果が本当にあるの?」「ボロネーゼを箸で食うのはしんどい」など、不満の声も少なからずあがっている状況だ。

なかでも“マイカトラリーの利用”に関しては、ネット上から「それは如何なものか?」といった意見が多く噴出している状況。というのも、以前「割り箸の利用は森林破壊に繋がる」といった声から、いわゆる“マイ箸”を持ち歩いて、外食時でもそれを使うといったことが推奨された時期があったものの、程なくしてその“マイ箸”が原因とされる食中毒が発生し、その動きは一気にトーンダウンすることに。今回もその再現となるのではといった声が専らなのだ。

ちなみに割り箸といえば、上記のように白眼視されていた時期もあったものの、実際は木の端材や間伐材などを再利用した“環境にやさしい商品”だということが周知されるにつれ、その復権に至ったという経緯が。現に進次郎氏のインスタグラムを見てみると、最新の投稿は“岩手県釜石市にあるラーメン屋さんのチャーシューがデカい”という相当他愛のない内容なのだが、そのチャーシューを掴んでいるのは紛れもなく割り箸だ。

以前は環境問題的には“目の敵”にされていた割り箸が、いまやエコアイテムの一つになっているというのは、何だか不思議な気もしなくもないが、4月からはその利用シーンが否応なしに増えていくことは間違いなさそうである。

Next: 「進次郎こそMy箸を持ち歩いてなかったらウソ」

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