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「ゴリラゲイ雨」で炎上中の東急ハンズTwitter、過去には「ホモチョコ」発言も。それでも自らの差別意識を頑なに認めぬ“ご不快構文”での謝罪で火に油を注ぐ格好に

ホームセンター・雑貨店を展開する東急ハンズが、公式ツイッターにおいて男性同性愛者を侮蔑するような発言を行ったとして、大きな騒動となっている。

問題視されているのは、東急ハンズの公式ツイッターが6月12日に発信した「ゴリラゲイ雨が来たらちょっと困るけど、ゴリラゲイ雨を見てみたい気もする」といったツイート。

直後から多数の指摘を受けたようで、当該ツイートは数時間で削除。当日夕方から謝罪の意を示すツイートが幾度も投稿されるも、いまだ批判の声は燻っている状況だ。

「差別的な意図は念頭になく」と釈明も…

「ゲリラ豪雨」の言い間違いから、2000年代後半あたりに発生したインターネットミームとされる「ゴリラゲイ雨」。いわゆるアナグラムの一種なのだが、それならば「ゴリラゲウ雨」となるところが、なぜか“ゲウ”ではなく“ゲイ”で定着してしまっているのは不思議なところである。

一部からは“ゲウ”では語感が悪いから…といった、日本語の音韻的な問題でそうなったのではという説も指摘されているが、いっぽうで「ゴリラゲイ雨」という語が発生した時期といえば、例えば「やらないか」や「ガチムチパンツレスリング」といった、ゲイを無邪気に取り扱ったミームがネット掲示板や動画サイトなどで多く流布していた時代。

そんなノリのなかで「ゴリラゲイ雨」も、男性同性愛者への侮蔑的意図が含まれるのではという点が大きな問題として取沙汰されることなく、ミームとして定着してしまったといった経緯も大いに考えられそうである。

ただ、それも10年以上も前の話で、今となってはその経緯も知らずに、ただ単にあくまでミームのひとつとして取り扱っただけで、本当に性的侮蔑の意図はなかったのでは……といった見方もあり、実際東急ハンズ側も謝罪のなかで「差別的な意図は念頭になく…」と釈明している。

ところが、東急ハンズ公式ツイッターによる過去のツイートを改めて検証してみると、2013年には「ホワイトデーのトモチョコ、略してホモチョコ」といった発言があったようで、いわゆるツイッター上での“ゲイいじり”は今回が初めてではなかった模様。こうなると、先の「差別的な意図は念頭になく…」といった弁明も、かなり胡散臭く聞こえるのも致し方がないところである。

差別意識の有無を「ご不快構文」で有耶無耶に?

いっぽう、今回の一件で「ゴリラゲイ雨」ツイートそのもの以上に怒りを買う格好となっているのが、上記にあげた一連の謝罪ツイートの内容。そこで東急ハンズ側は「不快に受け止められた方に謹んでお詫び申し上げます」という、いわゆる「ご不快構文」的な謝罪を行ったからだ。

ご不快な思いをさせて申し訳ありませんといった趣旨の「ご不快構文」は、昨今多くの企業が様々な騒動における謝罪で用いられるものだが、いっぽうで「どこが悪かったのかを全く理解していない」と、さらなる批判を受けることが多々ある言い回し。今回の件に関しても、東急ハンズ公式ツイッター側の“差別意識の有無”が問われてしかるべきところを、「ご不快構文」で論点ずらしを行い、誤魔化そうとしているのではといった見方もあがっているのだ。

このように、今回の「ゴリラゲイ雨」や過去の「ホモチョコ」発言などに潜む差別意識に対して、改めて向き合うことを避けようとしている風にも見える東急ハンズの対応には、「まともに差別であると認めない醜悪さ」「どう使われても侮辱的なニュアンスを含むのに差別的な意図はなかったと言ってしまうところが無理」といった批判の声が殺到。さらには「ゴリラゲイ雨が面白いと思ったわけでしょ?何が面白いのか説明できます?」と、今回の発言で東急ハンズ側が企図したところを、より具体的に問い詰める声まであがっている。

先の謝罪ツイートで「今回の経緯をしっかり振り返り反省するとともに、体制・運用などについて必要な改善・強化を…」とコメントしている東急ハンズ側だが、SNS上ではそれよりもさらに突っ込んだ「自己反省」を求める声で溢れている状況だ。

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