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旧統一教会が操る「ツボノミクス」だった日米政界。トランプほか要人“懐柔”の原資は日本人から霊感商法で巻き上げか=今市太郎

8月12日、韓国において世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系のNGOであるUPFと呼ばれる団体がいきなり開催した国際会議で、驚いたことに米国共和党のポンペオ前国務長官や、やはり共和党員で元下院議長のギングリッチ氏が至極あたり前のように出席。同イベントでは、安倍元首相を追悼する時間がしっかりとられたことにもあ然とさせられました。この壺売りカルトへの日米の政治家の関与は、すでに双方に負のスパイラルを形成させながら浸透していることは間違いなさそうです。(『今市的視点 IMAICHI POV』今市太郎)

【関連】統一教会と自民党を結ぶ「票とカネ」。菅内閣に9名の利害関係者、日本会議とも共通する思想とは=原彰宏

※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2022年8月14日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

旧統一教会のイベントに米国・カナダの要人がこぞって参加

旧統一教会を巡る問題というのは枚挙にいとまがないといった状況で、次から次へと新しい事象が顕在化してくるのにはさすがに呆れるものがあります

そんなことの1つとなったのが8月12日に韓国において世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系のNGOであるUPFと呼ばれる団体がいきなり開催した国際会議で、驚いたことに当日会議に米国共和党のポンペオ前国務長官や、やはり共和党員で元下院議長のギングリッチ氏が至極あたり前のように出席。トルドーに大敗を喫して政界を去ったカナダのハーパー前首相の姿も見られました。

また以前から文鮮明との関わりがあるとされてきた親韓大好きのあの投資家ジム・ロジャーズ氏も会議の最前列にこうした重鎮らと一緒に並び会議に妙な賑わいを見せることとなりました。

表面上はNGOのUPFなどと名乗り新たな団体であるかのようにふるまっているこの集団ですが、中身は統一教会そのもの。

本邦でその振る舞いが大問題になっているのに、よくもまあ平気でこんな会議に出席する奴がいるものだということに改めて驚かされた次第です。

別の見方をすれば、統一教会は米国やカナダではそこまで要人を懐柔して取り込む力を持っているということで、空恐ろしさを感じることになったのはいうまでもありません。

著名人の参加で信者へのプレゼンスを上げる教会の「ツボノミクス」

この国際会議、統一教会の創始者・文鮮明の没後10年を記念して実施されたもののようですが、ほどなくしてこの会議の取材陣を驚かせることになったのが、安倍元首相を追悼する時間がしっかりとられたこと。

意地の悪い見方をすれば、これを実施することこそがこの会のメインテーマだったのではないかとさえ思うほどで、同氏の政治的成果を絶賛し追悼するという、ほぼ「統一教会葬」の雰囲気さえ醸成させる時間が続いたようです。

その後に登場したのは、やはりトランプ前大統領。韓鶴子総裁の世界平和に向けた素晴らしい努力に感謝するなどと歯の浮くようなお世辞を述べたあと、北朝鮮外交をめぐる自らの成果を延々をまくしたて、最後に安倍元首相に対する追悼を口にしています。

国内でもこの模様は映像で見ることができますが、実に予定調和のこの会議イベントは凄まじく気味の悪いものであり、これを見るものからすると、当日わざわざ韓国まで出向いた要人たちはいったいいくらの報酬を得たのか。それがもっとも気になるものとなりました。

また日本市場を小馬鹿にして韓国贔屓を打ち出していたジム・ロジャーズ氏も所詮この程度のくだらない爺だったのかと思うと、呆れるよりも嘲笑したくなる思いが募ります。

Next: 世界中で暗躍、その活動原資は日本の信者から霊感商法で巻き上げたもの

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