2018年〜2019年に何があったのか
この2018年〜2019年に何があったのかを解説します。
私がこの期間に印象的だった言葉をいつも思い出します。それはトランプが「金利やドルが高いとアメリカ経済はロクなことにならない」と言ったことです。
この時期に何があったかといえば、リーマン・ショックの傷も相当に癒え、当時のイエレン議長がゼロ金利を解除し、QTも進行させたのです。結果としてドルも金利も上昇した結果、株価の崩落が起きたのです。
その結果、金利があがるとロクなことがない、というトランプの発言につながるのです。そこから、トランプはFRBの姿勢は容認し、ドルと金利を下げることに必死になるのです。
つまりドルが高すぎる、金利が高すぎる、などと放言することによって、市場のドル高、金利高を抑え込んだのです。その結果、コロナで中国が失速し、米国経済もパンデミックになって株価が耐えられなくなって崩落したのです。
なぜコロナ・ショックは起きた?株価急落は「まだ先」か
コロナ・ショックが起こったきっかけは何だったかわかりますか?
このコロナ・ショックの直前に起こった重要な指標は日本のGDPです。日本も景気がよくないのに株価が上昇していたのです。私はこの間、ずっと株価は間違いなくリーマン級の下げになる、と2019年の10月くらいから騒いでいたのですが(←単なるアホ)、最終的にはそのようになっただけの話です。
ですから、今、株が売りだ、と騒いでいる方々の気持ちは痛いほどわかります。でも、人員削減によってコストが減っている段階、ドル安・金利安での状況では「まだ早い」というだけの話です。コスト低減効果がなくなったときに、崩落は現段階ではしないと思いますが、下げ始めると思います。
なぜ、崩落しないかといえば、2020年2月のコロナ・ショックの前は20%以上株価が買われていたからあれだけの崩落を起こしたのです。ドル円も崩落すると思っていますが、これは30%も根拠なく売られたのですから、暴騰するのは必然だと思っています。
今の状況はダウで年間7%安、ナスダックで27%安、日経に至っては6%安、高いわけではないのだから、予想以上に売られるわけがないでしょ、ということです。下がっても知れているよ、ということです。ナスダックが現在、一番、買われている理由はわかりましたね。
しかし、本当に一番割安なのは日経と中国株です。そのうち買われると思っています。
原因はわかった。では、どうなるのか?
原因をきちんと把握していれば、結果は自然とみえてくる、という因果の法則を私は常々言っていますが、当たりまえのことじゃないか、と考える人も多いと思います。
でも、見えていない人が多数いることは事実。だから、株が売りだのドル円が円安だのと言って現状、負けている人は「自分は原因がわかっていないのだな」と反省すべきだと思います。人間なんて誰でも間違えるのですから、さっさと間違いを認める方が早く次のステップに行けるのですが、なかなか認められないもの。私も昔そうでしたが、自分はバカだと認識したとたん、間違えたら「ごめんなさい」としょっちゅうパソコンに向かって謝罪しています(笑)。これを覚えると、ストレスがほとんどなくなります。
話が逸れましたが、要はどうなるのか?といえば、まずは人員削減やコスト削減が終わるまで業績は化粧直しをするわけです。
そして、春になるまで人員削減や資金調達をしないわけですから、そこまで株価が保つかの問題です。コロナ・ショックの場合、日本のGDPが想像以上に悪くて、世界で一斉に株価が売られたのです。
要はコロナ・ショックというのは、事件(日本GDP崩落)によって起こったのです。つまり事件をきっかけに、起こる可能性があるのです。前回も事故、事件だからだったからといって、今回もそうなるとは限りませんが、私はアンテナを張ってこのメルマガで情報を発信していきたいと思います。





