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アベノミクス失敗の原因を「リーマン級危機」に責任転嫁した安倍総理=近藤駿介

G7各国の「大人の対応」に救われた安倍総理の悪運

G7各国が議長国の顔を立てるという大人の対応をしたお陰で「誰も痛みを感じない合意」に至ることが出来、G7内の亀裂を露呈することはなかったが、「誰も痛みを感じない合意」しか得られなかった大きな要因は、安倍総理による「リーマン・ショック級の危機に陥りかねない状況にある」という「唐突な」主張だったことは想像に難くない。

世界経済の問題を議論することを目的としたサミットという場で、「世界経済」よりも「国内での己の政治的立場」を重視する姿勢を見せた議長国日本の総理大臣。

日本で成果を出せていない政策を、議長国という立場を利用して「G7版3本の矢」として押付けたが、それは「誰も痛みを感じない合意」であったからで、世界の目には「近隣窮乏政策」に映ったに違いない。

オバマ大統領による格調高い「広島宣言」によって一連の外交行事が成功裏に終わったような印象が残ったが、経済的には「誰も痛みを感じない合意」しか得られていないことを忘れてはならない。

【関連】アベノミクスはなぜ失敗したか? 戦争より先に国民が死にゆく日本=矢口新

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近藤駿介~金融市場を通して見える世界』(2016年5月29日号)より
※記事タイトル、本文見出し、太字はMONEY VOICE編集部による

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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動してきた近藤駿介の、教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚を伝えるマガジン。

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