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日本だけ危機感ゼロ。第三次世界大戦に備える欧米とロシア…2025年1月20日までに最悪の事態を想定すべき理由=高島康司

ロシア反応

一方ロシアも、ロシアとNATOが対峙する大戦争に備えるような反応をしている。

ます、11月20日の攻撃では英国の「ストームシャドウミサイル」が使用されたとされ、ロシアの最高司令官ヴァレリー・ソロドチュク中将と北朝鮮兵士500人が死亡した。 駐英ロシア大使は、ウクライナがロシア領土で「ストームシャドーミサイル」を使用したことは、英国が「今やこの戦争に直接関与している」ことを意味すると宣言した。

そしてロシアは、核爆発による衝撃波や放射線など、さまざまな脅威から身を守ることができる移動式爆弾シェルターの量産を開始した。

緊急省の研究機関は、「KUB-M」シェルターは、あらゆる自然災害や人為的災害に対して48時間保護できると述べた。その中には、通常兵器による爆発や破片、建物からの破片の落下、危険な化学物質や火災などが含まれている。

「KUB-M」は強化された輸送コンテナのような外観で、54人用の部屋と技術ブロックの2つのモジュールで構成されている。必要に応じてさらにモジュールを追加できる構造になっている。

ロシアの攻撃対象はポーランド

では、NATOとの戦争が始まったとき、どこがロシアの攻撃の対象になるのだろうか? それは、ポーランドになる見込みだ。

ロシア国営通信社「タス」の報道によると、ポーランドにある米軍のミサイル防衛基地はロシア軍による「潜在的無力化」の優先目標とみなされているとした。

「西側諸国の軍事施設がもたらす脅威のレベルを考慮すると、ポーランドのミサイル防衛基地は長い間、潜在的に無力化すべき優先目標の一つに挙げられてきた。必要であれば、これは幅広い先進兵器を使って達成できる」と外務省報道官マリア・ザハロワは「タス通信」に語った。

ポーランド北部のこのミサイル防衛基地には攻撃用の兵器はなく、純粋に防御の目的で使用されている。基地はポーランドの「レジコボ」にあり、ロシアの飛び地、「カリーニングラード」から約150キロ離れている。同基地は開設されたばかりだが、「北大西洋条約機構(NATO)」が正式に管理権を取得している。

当時の大統領バラク・オバマは、2009年に米国のミサイル防衛システムの一環としてこの基地の運用を開始し、2016年に建設が開始された。これはポーランドにおける米軍初の恒久的な基地である。

プーチン大統領は2024年3月にこの施設について懸念を表明し、欧州のシステムが自国の戦略的抑止力を脅かしていると発言した。ロシアがNATO軍の軍事施設の攻撃を開始すると、ここが最初の標的になる可能性が高い。

Next: 2025年1月20日までがもっとも危険?日本では報道すらされていない…

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