三陽商会<8011>
前期は猛暑で秋冬物が苦戦。今期は、従来、秋物を展開していた8、9月から夏物のカットソーやシャツを秋の色に変える計画。袖なしのコートやニットなどの生産数を前年比4割増やし、気候変動に対応して巻き返す計画。また、気温の高い期間が長くなっていることから、5~7月に投入する夏物の商品生産数を24年比で10%増やす計画で臨んでいる。
同社が展開する衣料品ブランド「ポール・スチュアート」のTシャツは、後衿(えり)を高くしたり着丈を短めにするなどして、皮脂汚れの防止、ジャケットとのバランスを重視していることで話題。
26年2月期は、売上高が前期比3.3%増の625億円、営業利益は同21.5%増の33億円、純利益は同2.3%増の41億円を見込む。

三陽商会<8011> 週足(SBI証券提供)
年139円配当(前期は129円)を予想しており、配当性向は36.2%、足元の予想配当利回りは34.8%と魅力の水準。予想PER=8.9倍、PBR=0.78倍で株価には割安感がある。
ワークマン<7564>
4月に4月、熱中症につながるリスクを軽減する暑熱軽減ウェア「XShelter」シリーズを投入。暑さ指数を構成する気温や湿度など4つの要素に対応する「世界初のウエア」(同社)。発売から約2週間で売り上げは計画の3倍に達したという。近年は、ファンウェアなど暑熱を軽減する作業着が人気。
既存店はカジュアル服販売着実。値上げで粗利率改善。『ワークマン女子』から『ワークマンカラーズ』に店名変更。26年3月期はカラーズ店軸に約40店出店する計画としている。
26年3月期は、売上高が前期比7.5%増の1471.5億円、営業利益は同6.6%増の260億円、純利益は同7.2%増の181億円を見込んでいる。

ワークマン<7564> 週足(SBI証券提供)
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田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
』(2025年5月30日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による