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15日の米国市場ダイジェスト:NYダウは41ドル安 雇用統計を警戒

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■NY株式:NYダウは41ドル安 雇用統計を警戒
米国株式市場は続落。ダウ平均は41.49ドル安の48416.56ドル、ナスダックは137.76ポイント安の23057.41で取引を終了した。

次期連邦準備制度理事会(FRB)議長が率いるハト派寄りの連邦公開市場委員会(FOMC)を期待した買いに寄り付き後、上昇。その後、NY連銀製造業景気指数や住宅市場指数を受けて成長懸念が強まり、相場は下落に転じた。ハイテクセクターのバブル懸念が存続したほか、雇用統計を警戒した売りが重しとなり、終盤にかけても軟調推移し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器が下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は完全な無人運転ロボタクシーサービスのテスト運行をテキサス州、オースチンで開始したことをマスク最高経営責任者(CEO)が明らかにし、上昇。配車サービスのウーバーテクノロジーズ(UBER)は競争激化懸念に下落。ホテルチェーン運営のマリオット・インターナショナル(MAR)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。不動産ウェブサイト運営会社のジロー・グループ(Z)はアルファベット(GOOG)傘下のグーグルが新たな不動産広告でリスティング市場参入の可能性で競争激化が警戒され、下落。ソフトウエアメーカーのサービスナウ(NOW)はサイバーセキュリティのスタートアップ、ARMISを70億ドル規模で買収する方向で協議しているとの報道が警戒され、下落した。

自動車メーカーのフォード(F)は取引終了後、電気自動車戦略の見直しで195億ドル費用計上する計画を発表し、時間外取引で買われている。

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■NY為替:予想を下回る米経済指標を受けてドルは伸び悩む
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円84銭まで下落後、155円40銭まで反発し、155円22銭で引けた。次期連邦準備制度理事会(FRB)議長を睨んだ金利先安観に加え、米12月NY連銀製造業景気指数が予想外にマイナスに落ち込み長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、12月NAHB住宅市場指数が11月月分から改善し、下げ止まった。__
ユーロ・ドルは1.1769ドルまで上昇後、1.1738ドルまで反落し、1.1753ドルで引けた。ユーロ圏10月鉱工業生産の予想以上の伸びを好感しユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は182円08銭から182円62銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3402ドルへ上昇後、1.3360ドルまで反落。ドル・スイスは0.7939フランへ下落後、0.7973フランまで反発した。

■NY原油:弱含みで56.82ドル、一時56.40ドルまで下落
NY原油先物1月限は弱含み(NYMEX原油1月限終値:56.82 ↓0.62)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.62ドル(-1.08%)の56.82ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは56.40-57.80ドル。アジア市場で57.80ドルまで買われたが、その後はじり安となり、米国市場の後半にかけて56.40ドルまで売られた。その後は押し目買いが入ったことで下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では56.70ドルを挟んだ水準で推移。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  55.33ドル   +0.19ドル(+0.34%)
モルガン・スタンレー(MS) 177.79ドル  -0.62ドル(-0.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)889.59ドル  +1.63ドル(+0.18%)
インテル(INTC)        37.51ドル   -0.30ドル(-0.79%)
アップル(AAPL)        274.11ドル  -4.17ドル(-1.49%)
アルファベット(GOOG)    309.32ドル  -1.20ドル(-0.38%)
メタ(META)           647.51ドル  +3.28ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT)      589.76ドル  -8.13ドル(-1.35%)
アルコア(AA)         45.49ドル   -0.65ドル(-1.40%)
ウォルマート(WMT)      116.79ドル  +0.09ドル(+0.07%)

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