■セキュア<4264>の業績動向
6. 財務状況
(1) 財政状態
2025年12月期末における資産合計は5,257百万円となり、前期末比1,473百万円増加した。主な要因は、現金及び預金の増加1,057百万円、商品の増加227百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加109百万円、のれんの増加28百万円、投資有価証券の増加48百万円である。負債合計は2,331百万円となり同171百万円減少した。主な要因は、買掛金の増加161百万円の一方、短期借入金の減少100百万円、長期借入金の減少260百万円である。
純資産合計は2,926百万円となり、前期末比1,644百万円増加した。主な要因は、第三者割当増資等による資本金の増加735百万円及び資本剰余金の増加735百万円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加187百万円である。この結果、2025年12月期末の自己資本比率は55.7%(前期末比21.8ポイント上昇)となった。バッファローとの資本業務提携により14.5億円を調達して自己資本を増強し、借入金を圧縮したためである。調達した資金を経営基盤強化(200百万円)や研究開発(200百万円)、M&A(1,051百万円)に使用し、より高い成長と市場シェア向上に向けて攻勢を強める方針である。
(2) キャッシュ・フロー
2025年12月末時点の現金及び現金同等物の残高は2,226百万円と、前期末比1,031百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローについては220百万円の収入(前期は331百万円の収入)となった。主な要因は、税金等調整前当期純利益299百万円、仕入債務の増加186百万円があった一方、棚卸資産の増加206百万円、売上債権及び契約資産の増加97百万円、法人税等の支払額66百万円があったことによる。投資活動によるキャッシュ・フローについては267百万円の支出(前期は502百万円の支出)となった。主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出93百万円、投資有価証券の取得による支出74百万円、有形固定資産の取得による支出72百万円、無形固定資産の取得による支出32百万円があったことによる。財務活動によるキャッシュ・フローについては1,078百万円の収入(前期は558百万円の収入)となった。主な要因は、株式の発行による収入1,455百万円があった一方、長期借入金の返済による支出291百万円、短期借入金の減少額100百万円があったことによる。従来から取り組んでいる積極的な戦略投資に伴う人件費や研究開発費の増加により、営業活動によるキャッシュ・フローは減少傾向にあるほか、積極的なM&Aにより投資活動に伴うキャッシュの支出が増加傾向にある。借入金を圧縮したものの、バッファローとの資本業務提携に伴う資金取得により、財務活動によるキャッシュ・フローは増加した。今後の資金の活用状況が注目される。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)
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