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アイリック Research Memo(3):保険分析・販売支援を展開、2026年6月期より事業セグメントを変更(2)

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■アイリックコーポレーション<7325>の事業概要

3. FA事業
FA事業は、同社のFA事業部(首都圏2拠点)が法人、法人経営者及び富裕層向けに保険の有効活用に関する提案や販売を行う法人事業、LAが全国22拠点において保険の訪問販売事業を展開している。保険商品にとどまらずNISA等の金融商品も取り扱うIFA(Independent Financial Advisor)としての成長を目指し、同社FA事業部とLA訪問販売部門の融合・シナジー創出による効率的・効果的拡大を推進している。

4. ソリューション事業
ソリューション事業は、金融機関・保険代理店・企業代理店向け「AS」シリーズの開発・販売、金融機関向け「スマートOCR」の販売を展開している。主力の生命保険の現状把握・検索提案システム「ASシステム」は「保険IQシステム」を汎用化したシステム、保険申込ナビゲーションシステム「AS-BOX」は「保険IQシステム」または「ASシステム」の機能のうち既契約の証券分析機能が搭載されていない簡易版システムである。また企業内代理店・地方公共団体向け「職域ロボアドバイザー」(以下、職域ロボアド)は2024年5月にリニューアルし、全国の職域マーケット(グループ保険を取り扱っている保険代理店)向けに販売を拡大した。

新商品開発では2025年6月に、同社を含む6社(同社、(株)LHL、LHLグループの(株)ライフサロン、(株)ライフプラザパートナーズ、(株)ほけんの110番、AZPower(株))共同で、生成AIを活用した保険業界特化型の情報検索「AS FiNDER(エーエス・ファインダー)」をリリースした。保険代理店や保険会社等の保険販売従事者(以下、保険募集人)の業務生産性向上とDX推進を図るクラウドサービスであり、同年11月には損害保険分野も対象としたアップデートを実施した。

また同年6月には、保険募集人向けプラットフォーム「AS platform」をリリースした。保険募集人が業務に必要な情報を効率的に収集・活用できるオンラインコミュニティ型の業務支援ツールで、2026年1月末には登録ユーザー数が5,000IDを突破(2026年1月28日現在、登録代理店数156社、募集人単位の会員ID数5,381)した。今後は生命保険募集人約120万人市場をターゲットとしてプラットフォーム戦略を推進する。

ソリューション事業の主な収益は、「AS」シリーズ導入ID数に基づいたシステム利用料(初期登録料、サブスクリプション方式の月額利用料)、保険販売コンサルティング売上、金融機関向け「スマートOCR」売上、その他ソリューション売上などである。

ソリューション事業の直近の主要KPIを見ると、代理店・銀行向け「AS」シリーズID数は2022年6月期末5,816、2023年6月期末6,280、2024年6月期末6,908、2025年6月期末7,073、2026年6月期中間期には2026年6月期中間期末7,486へと順調に積み上がっている。ストック売上比率は2026年6月期中間期には81.4%(2025年6月期は73.8%)まで上昇した。なお保険会社向けの主要KPIについては、より明確に中長期的な事業成長を測定できる指標としてMRR(Monthly Recurring Revenue)に変更した。保険会社向けMRRは2026年6月期第1四半期が前年同期比3.3百万円減の34.6百万円、第2四半期が同3.3百万円減の34.8百万円だった。2025年6月期に保険会社1社が解約となったため保険会社向けMRRが減少したが、代理店・銀行向けMRRは2026年6月期第1四半期が同0.9百万円増の43.0百万円、第2四半期が同0.9百万円増の43.1百万円と増加基調である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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