ハークスレイ<7561>は30日、農産品を植物工場で生産する運営子会社(Jリーフ)の供給体制の構築を発表した。
対象企業は野菜の生産・販売を手掛けるJリーフで、千葉県の人工光型自動化植物工場「成田ファーム」においてレタスを生産している。1日当たり生産数は3万株(約4トン)で、国内最大級の規模を有し、種まきから収穫までの約40日工程をロボット活用によりほぼ自動化し、コスト低減と安定供給を実現している。
同社はこれまで食品・冷凍食品製造や菓子製造分野でもM&Aを通じて事業基盤の強化を進めてきたが、今回の取り組みは日本農業の構造課題を背景としている。農業従事者は2025年に102万人と5年前から25%減少しており、高齢化や後継者不足に加え、気候変動による生産の不安定化や農機具・肥料などの価格高騰が課題となっている。こうした環境下で、AIやロボットを活用した植物工場による安定供給体制の構築を進める方針である。
また、同社は食品の安定供給体制を通じて食料自給率の向上にも寄与する考えを示している。Jリーフが生産するレタスは首都圏の飲食店や量販店、病院・介護施設など幅広い業務用市場への拡販を想定しており、物流・食品加工事業の拡張と合わせて供給網の強化を進める。
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