バイクと居酒屋とノンアルコールビール～「高利回り店舗物件」おすすめ調査術＝姫野秀喜

いざ入店

店の内部はいわゆる、居酒屋さんのカウンターテーブルと、4人席のテーブルがいくつかという作り。雰囲気いいです。店の内装もきれいでした。

2Fは以前、客席として使用していたそうですが、現在は倉庫として使用しているとのことです。

マスター夫婦は居抜きで借りて1年2ヶ月ほどここで営業しているらしいです。お客さんはそこそこいるみたいで、前日は早朝まで店を開けていたそうです。

せっかくなのでおすすめのメニューを聞いてみました。

おすすめは「谷中生姜の肉巻き」。この谷中生姜というのは、細長い茎の先についている2センチくらいの球根部分をかじって食べます。球根を咬むと、ピリッとした辛みとツンとした生姜の香りを感じます。西洋の植物でエシャロットというのがありますが、あんな感じです。

で、この谷中生姜を豚肉で巻いて焼いた「谷中生姜の肉巻き」2本で300円なり。ジューシーな豚肉の油が生姜の香りで包まれて爽やかになり、かつ辛みを押さえ込んでくれるので口の中でほどよい刺激が感じられます。

これは絶品でした。

本当はちゃんとしたビールを飲みたいところですが、物件調査の関係でバイク移動していたため、ぐっと我慢。熱々の生姜肉巻きを口に含んで、アルコール0.00%の完全ノンアルコールビールで流し込みます。

ふう、美味かった。

焼き鳥も2本で300円、今度食べてみたいです。

店の経営が安定的に続くかどうかを見極める

最後の方は食レポになってしまいましたが…。

要は物件そのものやその周辺にある店に聞き込みをするなら、お客さんになるのが一番手っ取り早いです。

それもケチケチせずに、しっかりと平均的な客単価になるくらい飲食するのが礼儀。私はとりあえずノンアルコールビール2本と食事4品を頼みましたので、そこそこの値段になりました。

1時間近く滞在していたのでマスターやママさんの気さくな人柄も知ることができ、この店が繁盛する理由がなんとなくわかりました。

店舗物件では、店の経営が安定的に続くかということが一番重要なのですが、客として入れば、それも見ることができます。

現地調査で店舗物件を見るときは、ぜひ営業時間に入店してみてください。楽しいし、おすすめの調査法ですよ。

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