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【株価展望】全体相場はやや売り/『ポケモンGO』任天堂は最後の押し目近し

新興市場は「売り」

新興市場は「売り」。金曜は各指数共に軟調。マザーズは先物が始まって以降軟調な推移が続いていますが、その先物の出来高も金曜は遂に684枚と超閑散。最初くらいはせめて盛り上がると思いましたが、最初から終了モードですね。LINE<3938>の上場や任天堂の盛り上がりと重なったというのも、多少の不運かもしれません。

ただ従前でもマザーズコア上場投信<1563>を空売りすればマザーズに対しての空売りは可能でした。ほぼこのコア指数採用銘柄とマザーズ先物の指数寄与度の高い銘柄は重なりますし。ただ残念ながら流動性が極端に少ないので相手にされていませんでした。それと同じ歴史を繰り返している感じです。取引時間が長い分、先物の方が余計薄まっている感じがあります。

こうなってくると裁定取引をしようとしていた業者はアテが外れ、変に無駄な在庫を抱えていたくはないはずですから、その処分売りも足を引っ張りそうです。

ポートフォリオ銘柄

日本セラミック<6929>は反発。なんだかんだでじわりと上値追いが続き、水曜には終値ベースで01年以来の高値水準となりました。為替水準が落ち着いてきたことに加え、世界的に自動運転の車の開発が進んでいることで、センサーの搭載点数が増えていることが強み。また今月末にはTOPIX浮動株比率の変更による買い需要もあります。引き続き注目。

三菱製紙<3864>は反落。低位で株式併合の銘柄は併合の権利落ちまで下がるというパターンが多いので、同社もその流れに乗ってしまっています。ただPBRは0.5倍割れで業界再編の機運が強まる紙パ業界ですから、低位株物色の相場展開でも始まれば、突発高することもありそうです。ポケモンティッシュでも出してくれれば良いのですが…(そればっかり)。

あさひ<3333>は続落。折角良いスタートを切りましたが、進んでいく円安に加え、16日にサイクリング中に転倒した自民党幹事長の谷垣氏の容態が重いと月曜夜間に伝わった辺りから、一気に売られる流れに。うーん、谷垣さん大丈夫でしょうか。

自転車とポケモンは周囲に十分注意しながら乗りましょう…ってまた無理矢理ポケモンに絡めてみました。

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KA.Blog』(2016年7月23日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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