陛下に手も足も出ない安倍首相、できるのは「報道管制」のみ?
私は、実際問題、天皇陛下がそこまで考慮した上で今回の大ニュースに至ったと考えている。確かに、以前から健康面の不安はあったには違いないが、まさに機は熟したという想いで、今回のタイミングを計ったように思われるのだ。まさに「今上天皇 最後の聖戦」である。
しかも、今回の生前退位のニュースにおいては、憲法に抵触しないぎりぎりの線で天皇陛下は安倍首相を叱咤激励しているように思われる。この天皇陛下の見識の高さは、安倍首相など到底及ぶものではない。
その意味において、間違いなく参院選、都知事選後に大きな「大転換」、つまりは政治の「パラダイムシフト」が訪れることになるだろう。それを皮膚感覚で感じている私という存在がある。
もはや天皇陛下も反安倍政権になったようなものだ。端的に言えば、安倍晋三なる者は天皇陛下が眉をひそめる“売国奴” のような存在なのである。そのような輩が唱える“美しい国” など詭弁でしかない。
そして、さすがの安倍晋三も生前退位については手も足もでない状態になっており、今こうして、このニュースについては報道管制を敷いている。
しかし、見ているがいい。このような所業は必ずや安倍晋三を苦しめることになる。日本人は政治家の言動には全く微動だにしないが、天皇の言うことにはさにあらず、といった面がまだ残っている。日本の政治家にとって天皇はアンタッチャブルであり、国民にとってもアンタッチャブルなのである。
結果、誤解を恐れずに言わせてもらえば、日本人を動かすのは、昔も、そして今も「天皇」だったと言うことができる。これも長い歴史を経た一つの結論である。そして私はこのような複雑かつ微妙な状況を大歓迎している。
日本の政治は、ますます面白くなってきている。
『インターネット政党が日本を変える!』(2016年7月28日号)より
※記事タイトル・リード文・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
インターネット政党が日本を変える!
[月額540円(税込) 毎週火・木曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」驚かせてすみません。私は不破利晴と申します。私は、元駐レバノン特命全権大使・天木直人氏と共に、「インターネット政党」の成功に向けて活動しています。インターネット政党『新党憲法9条』のWebサイトをつくり、日々の運用管理をしています。想像して欲しいことがあります。→「毎日働き詰めで辛くありませんか?」→「生きることに目的を見失って辛くありませんか?」→「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」インターネット政党の主役は「あなた」です。