不動産投資家がハマる「2連休の罠」 掘り出し物件が消えた理由とは？＝姫野秀喜

不動産投資家を待ち受ける「2連休の罠」

実は、この物件、既に買い付けが入っていたのです。業者に連絡すると、現金で買い付けが入っていると言われました。

業者が使う物件検索サイトの「レインズ」には、その物件がまだ「公開中」なのか、「申込有り」なのか、「契約」しているのかがわかるフラグがあります。そして、その時はまだこの物件は「公開」されていました。ちゃんと「申込有り」ってフラグに変更しておいて欲しいものです。

これは推測するに、2連休前に申込が入ったが担当者がフラグを「申込有り」に変更していなかった。その業者が連休の間に、私が情報を見て現地を見に行った。休み明けに朝一で電話したら断られた、ということなんだろうなと思います。

これが、2連休の罠ですよ。

火曜日にこの物件を見に行く前に業者に連絡したのですが、定休日のため連絡がつかず。水曜日も定休日のため、連絡がつきませんでした。そのため、その物件がまだ売れていないかわからない状態で、現地調査をしました。そして、木曜日に、けんもほろろに断られる。もし、連休前に「申込有り」にしてくれていれば、ガッカリせずに済んだのに、すごく残念です。

【9/16追記】

今日時点でフラグが「申込有り」になっていました。いやいや、もう少し早くフラグ変更してほしいです…。

いくら2000万円台とはいえ、現金一括で買えるとなると、もしかしたら転売業者が買い入れた可能性もありますね。最近、利回りが12％くらいの物件を購入して、それを7～9％くらいで再販する業者が増えているようです。やはり、良い情報は川上の業者間でやりとりされるのかもしれません。

一般投資家はもちろん川上の情報にはアクセスできないですが、まだまだ探せば良い物件はあります。良い物件を見つけるコツは、出来るだけ不動産を探す頻度を高くすることです。そのために、不動産を探す「フド活」を1日5分でも続けるのがよいと思います。

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