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【展望】レンジ16400円~17000円、日銀期待と円高嫌気の綱引き相場に=清水洋介

今週は日経平均の銘柄入れ替えなどもあり、波乱もありそうです。米国市場動向や為替に振らされそうですが、円高が進むようであれば調整感が強まるかもしれません。(清水洋介の株式相場展望 -週報-

今週の株価展望~各市場テクニカル分析と予想レンジ(9/25)

相場見通し

米国市場

先週の米国市場は、利上げ見送りとなったことでドル安となったことが好感されて堅調な展開となりました。週末には手仕舞い売りも嵩みましたが、ナスダック指数が過去最高値を更新するなど総じて堅調となりました。足元の景況感が悪くないなかで利上げもなく、為替も素直にドル安となったことが好感されました。

今週も引き続き基調は強含みなのでしょうが、大統領選挙のテレビ討論会などが開かれることもあり、大統領選挙がどうしたということがいろいろと言われそうで、いったん調整となるのではないかと思います。

利上げ見送りということは経済にとって良いことなのかどうかということなども取りざたされて来そうです。ただ、ドル高が進むということがなければ強含みに推移して行きそうです。

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今週は月曜日に新築住宅販売、火曜日にはS&P/ケース・シラー住宅価格指数や消費者信頼感指数が発表され、水曜日には耐久財受注、木曜日にはGDP(国内総生産)確報値や新規失業保険申請件数、NAR仮契約住宅販売指数が発表されます。金曜日には個人消費支出・個人所得、シカゴ購買部協会景気指数が発表されます。

日本市場

先週の日本市場は日銀の金融政策決定会合での追加緩和措置を好感して買われ堅調となりました。消化しきれない面はあり、米国の利上げ見送りでの円高もあり上値は限られましたが金融株などを中心に買い直されるものが多く、指数は高くなりました。

今週は日銀の買いを期待しつつ円高を嫌気することになりそうです。買える銘柄を探すということになるのでしょうが、中間期末ということでもあり、配当取りの動きなどで週前半は堅調、後半は手仕舞い売りに押されるということになりそうです。

米国市場動向や為替に振らされそうですが、円高が進むようであれば調整感が強まりそうです。

今週は日経平均の銘柄入れ替えなどもあり、波乱もありそうです。月曜日には景気動向指数、火曜日には企業サービス価格指数、木曜日には商業動態統計や貿易収支、週末は月末と重なり、完全失業率や家計調査、消費者物価指数(CPI)や有効求人倍率、鉱工業生産指数、自動車輸出台数や自動車生産台数、住宅着工統計が発表されますが、特に市場が反応するということはなさそうです。

Next: 米国市場テクニカル分析~NYダウはいったん雲の下限までの調整も

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