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奇人?変人?だから何?株で成功したいなら「頭がおかしい奴」になれ=鈴木傾城

市場から退場させられる8割の投資家は「普通の人」

株式市場を勉強し、財務諸表を読み、データが読めるようになっても、それだけでは意味がないことを歴代の投資家を見れば分かってくる。

安い時に買うというリスク、買った後に何年も辛抱強く持ち続けるという気持ちの強さ、まわりの意見に動揺しない頑固さを持ち合わせていないと、いくら知識を仕入れたところで何にもならないのだ。

株式市場に飛び込んだ投資家の8割が消えていくのは、逆に言えば8割の人は「変人ではなくて普通の人だった」からだとも言える。

普通の人は、人が何をやっているのかを知りたがり、誰かが買っていると自分も買いたくなり、誰かが売っていると自分も売りたくなってしまう。

ニュースが、アナウンサーが、証券会社のアナリストが、カリスマが、売ったり買ったりしていると、それに同調して自分も同じ行動をする。自分の意見よりも他人の意見に従う。

8割の投資家がそうだから、相場は往々にして上がりすぎ、暴落したら下がりすぎることになる。みんな横並びで同じことをするからだ。

他人と違うことをするというのは、普通の人には本当に難しいことなのだ。

文化大革命と天安門事件で、買って買って買いまくった男

香港の長江実業グループの創業者にして大株主である李嘉誠(り・かしん)は、中国で文化大革命が起きて香港人が香港の不動産を売り飛ばして必死で国外に逃げている時に、香港の土地を二束三文で買って買って買いまくって財を為した人物だ。

1966年に香港の暴落する土地を買っていれば、誰もがその後に値上がり益を享受できた。しかし、利にさとい香港人でさえもそれができなかった。

人々が一方向に向かってレミングのように走り出すと誰もがそれに付和雷同する。「香港は危険だ、逃げろ」と人々がパニックになっている時、それと逆のことをできるのは変人でしかあり得ない。

その後、李嘉誠の伝説を知った香港人は、なぜ自分も李嘉誠と同じようにしなかったのかと悔やんだ。そのような人たちに歴史は1989年に再びチャンスを与えた。天安門事件だ。

普通の人たちはどうしたのか。「中国は危険だ、逃げろ」と必死で中国投資から手を引いた。

ところが、この時に中国投資を拡大したのが、またもや李嘉誠だった。この中国投資によって李嘉誠はついに香港最大の財閥に成り上がった。

他人と違うことをするというのは、口で言うほど簡単ではない。むしろ、よほどの「変人」か「自己中心」か「頑固な人間」でないとできないと考えた方がいい。

Next: 普通の状態に依存せず、自分の性格を「投資家向き」に変えろ

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