50代の貧困脱出は「家族ぐるみ」で
また、戸建てに住んでいる人であれば、そろそろ大規模修繕が必要になってくる頃かと思います。
もし駅から近いなど条件が良い場所であれば、子どもが巣立って物置になっている2階部分を賃貸仕様にリフォームして貸し出し、賃貸収入を得るという方法があります。
リフォームローンも借りやすいですし、ついでにバリアフリーにすれば補助金も出ます。
あるいは、早い人はそろそろ相続のタイミング。そこで、家族間で合意を得る必要はありますが、親の家を相続するという方法があります。
自分の親だけでなく配偶者の家もありますから、定年退職後は自分の家を売ってそちらに住む、あるいはその逆もできる。
親が健在でも、同居して介護できたほうが安心という人もいるでしょう。
「縁起でもない」と嫌悪感を示す人もいますが、相続は必ずやってくるものですから、親が健在なうちに親の財産を確認しておくのが、家族兄弟で争続にならないためにも必要です。それこそ認知症になってからでは法的手続きが面倒で、モメる原因にもなりかねません。
「同窓会」には必ず顔を出そう
最後に、運次第なのであまり期待できない方法ではありますが、同窓会などにはなるべく顔を出して、旧交を温めておくことです。
いろいろ動いてみたものの定年退職後は職がないという場合、かつての友人知人から「ヒマならウチに来る?」というお誘いがないとは限らないからです。
65歳を過ぎれば、おそらく民間の就職あっせん業者やハローワーク経由などでの就職はなかなか難しいでしょう。
そんなときにモノを言うのが横のつながりによる縁故採用ですから、同窓生だけでなく、今まで出合った人との交流を復活させておくのも良いかもしれません。