貧乏な人はなぜ、支払期限が迫っているモノやコトを優先して、お金を使ってしまうのでしょう?そこに「お金持ちな人」と「貧乏な人」の大きな違いが隠されています。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
「なりたい自分」を今すぐ決める!それがお金持ちへの最短距離だ
「お金持ちな人」と「貧乏な人」の違い
「お金持ちな人」と「貧乏な人」の大きな違いは、「そのお金で何をしたいか?」が明確になっているか、いないかにあります。
貧乏な人は、「このお金で何をしたい」のかが明確になっていないので、支払期限が迫っているモノやコトからお金を使ってしまうのです。
例えば、クレジットカードの支払いが迫っていて、お給料が支給されたら右から左にお金が流れてしまい、残りの資金でカツカツの生活をするしかない。そして結局、いままでの我慢のうっぷんが溜まって、何に使ったのかもわからない支払いだけが増えていってしまうのです。
一方、お金持ちな人は、お金を使う目的がハッキリしています。例えば、お給料が少なかったり、今の仕事がやりたいことでないなら、「働き方を変える」ためにお金を使っています。資格試験を受けてスキルアップすることで今の職場の賃金を上げたり、独立起業するためにコツコツお金を貯めたり、ということです。
つまり、自分や家族がどうなったら幸せなのか、近い将来の姿が見えていること。そして、それに向かってお金の計画ができている人が、「お金持ちな人」なのです。
お金持ちになったら何がしたい?
我が家も、よく家族で話をしています。
長女の夢は「小学校の先生」なのですが、教育学部は私立に少ないため、国公立の大学を目指すと話していました。親の自分が言うのもヘンですが、彼女のように目標がハッキリしているのは珍しいことです。
長女とは対照的に、次女はふわふわしています。ところが姉妹の会話を聞いていると、長女が洗脳をするように、次女の将来についてふたりで話しています。
「なりたい自分になる」。なかなか難しい問題ですが、これは考えて考えて、考え抜くしかないですよね。「お金持ちになって、あなたは何をしたいのか?」。これを明確にすることが、お金持ちになる最短の方法です。
長女は、保育園の卒園文集で、考えに考えて「小学校の先生」を選びました。そして、いまだにその夢に向かって歩み続けています。そう考えると、ハードルは低いと思いませんか?なりたい自分になるために、常にアンテナを張っておくことが大事なのです。
『教育貧困にならないために』(2017年4月24日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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