ケース3:年金が足りない!「老後貧乏確定」の人はどうする?
年齢に関わらず、自営業など国民年金だけの人の場合、厚生年金という上積みがないため老後に受け取れる年金は会社員よりも少なく、不安があるかもしれません。
そこで年金を増やす方法のひとつに、付加年金や国民年金基金に加入する方法があります。
また、確定拠出年金や経営者の退職金としての小規模企業共済も検討に値します。年金代わりになるだけでなく、掛け金全額が所得控除となり、所得税と住民税の節税になるからです。
ただし、ある程度の収入がなければ掛け金そのものを捻出できないということになり、収入が低いとそのような対策には限界があります。
そんな貯金も持ち家もなく、親の家もない、収入が上がる見込みもない、あるいは子の家に転がり込みたくても、子も家がなく貧しいという場合、どうすればいいでしょうか。
ひとつの方法は、健康に留意し、定年後もなるべく長くアルバイトなどで生計を立て、年金の繰り下げ受給をすることです。繰り下げれば繰り下げるだけ受給額が多くなり、長生きすることによる老後の金銭的リスクを低減することができます。たとえば70歳から受給すれば、受け取れる年金額は4割もアップします。
「プチ移住」は有力な選択肢
あるいは、UターンやIターンによって田舎暮らしをすること、いわゆるプチ移住も挙げられます。
特に過疎化など人口減少に悩む地方自治体の中には、住居や仕事の斡旋、あるいは家賃補助など、手厚い待遇を用意しているところもあります。
そうした田舎では生活コストは非常に低く、さらに近隣住民で農作物を融通しあう習慣があるなど、国民年金+アルバイトで最低限なんとかやっていくことは可能です。娯楽が少ないとかそんな贅沢を言っている場合ではないですし。
ただし仕事そのものは少なく、事務職など内勤の仕事はほぼ皆無のことが多く、メインは農業など体を動かす仕事になるかもしれません。
しかし土いじりもやってみると案外楽しいもので、もくもくと作業して汗を流し、実った作物を収穫するというのは、都会に疲れた人には新鮮のようです。
「日本脱出」も住めば都
また、タイやフィリピンといった物価の安い新興国に移住している人もいます。私がしばらく滞在した――
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