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【5月米雇用統計】結果良好ならドル円は戻り売り!想定レンジ110.50~112.50円=ゆきママ

先行指標は良好で市場の期待感も高め

次に先行指標の数字を見ていきましょう。今回は比較的良好な数字が続いており、市場は期待感先行の値動きを続けています。

先行指標の結果(数値はいずれも速報値)と雇用統計の事前予想値

先行指標の結果(数値はいずれも速報値)と雇用統計の事前予想値

今回は日程の関係でISM非製造業部門の発表が雇用統計後になってしまいますが、全体的に堅調な数字が並んでいます。これを見て悪い結果が出るということはあまり想定できません。

特筆すべきはADP雇用報告と呼ばれる民間企業が発表する雇用者数で、+25.3万人(事前予想+18.0万人)という大幅な伸びを記録しています。

一部では雇用はまだまだ勢いよく伸びており、労働市場の需給が引き締まるなかで、賃金の伸びが加速するのではないかといった声も聞かれました。ただ、内訳を見ると雇用者の伸びは一般に低賃金とされるサービス業が中心で、昨年11月以来の大幅な伸びとなっています。

言うまでもなく、最近はインフレを推し量る上で平均時給の伸び(賃金上昇率)に注目が集まりますから、ADP雇用報告については少し割引く必要があるのかなと考えています。

また、市場も良好な結果を織り込んでおり、予想を下回った時の反動は少し大きくなる可能性がありますから、念のため注意しておきましょう。

Next: ドルの上値は限定的、想定レートは1ドル=110.50~112.50円

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