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想定外の株高も? トランプ大統領は吼えるがリスクオンは進む=長谷川雅一

今のドル円は底堅い

ただ、このところ、リスクオフになってもドル円は底堅い(下がらない)傾向があります。

ですから僕は、意外に、100円接近か瞬間的に100円を割る程度で「もちこたえる」可能性があるのでは、と見ています。その場合(それほど下げない場合)ですと、日経平均は16,000円付近で下げ止まるでしょう。

僕は、どちらかと言うと、後の(それほど下げない)パターンになるのでは?と予想しているわけです。つまり、為替(ドル円)で100円付近までの下落、日経平均で16,000円付近までの下落でリスクオフの局面が終わるのでは?と見ています。

そして、前述のように、選挙後はリスクオン(為替、株ともに上昇)となるのでは、と予想しています。

大きく下げれば「買い」

どんなリスクオフの局面でも、大きく下げきったあとは反発します。

今回の米大統領選挙では、トランプ大統領の誕生というサプライズがあったとしても、無難にクリントン大統領に決まったとしても、「大統領選挙後の相場も、引き続き不透明だ」ということで、「(選挙後も)しばらく様子見した方がいいのではないか」という意見があるようです。

しかし、どんなリスクオフ要因も、どこかで落ち着きます。「解消」はされないとしても、「落ち着く」か、その材料が「飽きられる」のです。

ですから、日経平均で16,000円割れがあったり、ドル円の100円割れがあったりすれば「買い」でいいと思います。

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