韓国最大の祭はまだ始まったばかり
支持率5%、20万人規模の抗議デモ。それでも、まだ祭はまだ始まったばかり。
朴槿恵大統領が辞任をしない限り、韓国人の怒りはおさまらない。当然、国会では何も決まらない。無政府状態だ。もう、来年の予算さえ決まらないかもしれない。この影響は外交にも出てくるだろう。
まず、APECや日中韓首会談に朴槿恵大統領は参加できるのか。日本政府は「特に影響はない」と述べているが、これは「韓国がどうなろうが日本に影響がない」ということなんだろうか。どちらにせよ、来週もこの韓国史上最大の祭を楽しみたい。
今週の韓国市場
日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)
24日 2047.74 1131,00 647.88 259.55 970億
25日 2037.17 1133.50 640.17 258.80 ー609億
26日 2013.89 1134.00 635.51 255.55 -828億
27日 2024.12 1142.50 648.57 256.85 325億
28日 2017.81 1144.60 640.71 256.65 -336億
31日 2008.19 1144.50 624.68 256.50 77億
01日 2007.39 1139.90 626.38 256.30 140億
02日 1978.94 1149.80 606.06 253.15 -224億 ←KOSPI2000を割る。米国大統領トランプが支持率逆転で投げ売り
03日 1983.80 1139.60 609.99 253.70 -2120億
04日 1982.02 1143.40 610.82 253.10 -1916億
はっきり述べて、朴槿恵政権崩壊で市場に大きな影響があったとは考えにくい。まあ、投資家は韓国政府がどうしたなどには関心がなく、実質は「サムスングループ」が韓国の支配者だと理解しているからなのか。もっとも、サムスン電子もほとんど下がっていない。あれだけの不祥事を起こしながらも、気がつけばリコール前より上昇しているという。
ただ、米国大統領選挙でトランプ氏の支持率が逆転したことで、投げ売りが発生している。8日の大統領選挙の結果次第では、市場は荒れる恐れがあるので注意してほしい。といっても、もう数日しかないのだが。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2016年11月6日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。