「ビットコイン殺人事件」はなぜ起きたのか？身を守るために知るべきこと＝のりた

2017年8月24日 FX・先物

マルチ商法の本質は「自転車操業」

そもそもマルチ商法というのは、その商品を割高でボッタクリすることで報酬システムが構築されているので、誰かを勧誘しない限り、基本的に元を取ることは不可能です。

さらに、全部のビットコインを引き出すことができないルールがあるようで、ある日突然閉鎖されてサーバーにログインできなくなってしまえば、おしまいです。元なんて取れませんし、ビットコインも盗まれてしまうかもしれません。その時点で、マルチ商法ではなく詐欺になります。

ちなみに勧誘なしで元が取れるまで続けた人がいた場合、運営側が赤字になると思うので、どう考えても持続不可能なシステムなはずです（一部赤字でも加入者が増えている間はなんとかなりますが、結局は自転車操業です）。

ちょっと話がそれましたが、マルチ商法の仕組みを自分で理解できるようになっておかないと、いつ騙されるか分かりませんので、参考に詳しく話しておきました。

人間関係を壊すマルチ商法を警戒しよう

今回の件はマルチ商法のなかでも、かなりよくできているので、気付かない人は多いかもしれません。

マルチ商法は、以前にも当メルマガで書いたとおり、人間関係を大きく壊す怖いものです。損した人は泣き寝入りする人がほとんどですが、殺人事件が起きてしまうほどの恨みが、そこに存在していることを知っておきましょう。((((；゜Д゜))))ガクガクブルブル
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『毎月分配投信の本当のこと　のりたマガジン』（2017年8月6日号）より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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