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中東にミサイル売り込み?危なすぎる北朝鮮の金儲け戦略とセールス術=高島康司

今回のミサイル発射実験の意味

さて、このような視点から日本上空を飛び越えた「火星12型」の中距離弾道弾の発射の意味が見えてくる。もちろん米韓軍事演習を実施しているアメリカに、北朝鮮がグアムを攻撃する能力があることを示す動機はあるものの、それだけが動機ではないのだ。

重要な外貨の獲得手段であるミサイルの性能を、中東の湾岸諸国やイランに示し、製品としての品質の高さをアピールする必要があったのだ。それが今回、長距離の大陸間弾道弾の試射ではなく、中距離弾道弾であった理由である可能性がある。中東のミサイル需要を当て込んだ試射だとすれば、大陸間弾道弾は必要ない。中距離か短距離のミサイルで十分だからだ。

ましてや「火星12型」は今回の発射も含めても、まだ2回しか発射に成功していない。外貨が獲得できる製品としての完成度を高めるためには、試射を何度も繰り返す必要がある。そのように見ると、北朝鮮は今後も「火星12型」のような中距離のミサイルの発射実験を何度も繰り返すはずである。

アメリカにもミサイルを売り付ける?

また、北朝鮮がアメリカにもミサイルを売り付けようとしたという話もある。29日、米民主党下院トップのペロシ院内総務は、韓国のムン・ジェイン大統領と会談したとき、以前北朝鮮を訪問した際、北朝鮮当局者が「ミサイルは外国に販売するために作っているが、アメリカは購入する用意はないか」と発言したことがあると述べたという。

ペロシ院内総務が北朝鮮側から聞いた時期は不明。ムン・ジェイン大統領は、北朝鮮の核やミサイル開発自体も問題だが、製造ノウハウが外部に伝えられるのも大問題だと応じたという。

もし北朝鮮がアメリカにまでミサイルを売り付けようとしたのなら、北朝鮮は想像以上にしたたかであると言えるだろう。ということは、今後もミサイルを発射する場合も、大きな戦争を誘発しないように周到に計算した上で発射すると考えてよいだろう。

そのように見ると、北朝鮮情勢はすぐに戦争に至る状態ではないと判断できる。いずれにせよ、注視しなければならない。

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未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ(2017年9月1日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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