「iPhone X」は異常に好意的に受け入れられている
「The iPhone X overshadowed everything else at the Apple launch event」というレポートの中に、iPhone Xが異常に好意的に受け入れられている、という内容がありました。
「Appleの新製品発表会を見て、どの新製品を買う予定ですか」という質問に対して、34%の人が「iPhone X を買いたい」と答えたという内容です。
もちろん新製品発表会を見ている人に限った調査ですので、全数調査ではありませんが、少なくてもAppleのファンにとっては、iPhone Xが非常に魅力的に映っていることには変わりありません。
iPad Proが布石だった?
「50%も値段が高い新製品を出す」というとギャンブルをしている様に聞こえますが、個人的には昨年までバージョンアップを続けていたiPad Proが布石だったのではないかと思います。
iPadは、iPhone以上に製品サイクルが長く、一度購入すると長期間使えてしまうため、買い替えがなかなか起こりにくい製品でした。
従って前年同期などの伸び率もあまり高くなく、ある意味停滞していた製品群でもありました。
そんな中で、iPad Pro、特に9.7インチのiPad Proを発売して以降、直近の決算でも販売台数がYoY+15%、売上ベースではYoY+2%と、成長基調に戻ってきたという事実があります。
この様に、一見レッドオーシャンに見えるマーケットであっても、しっかりユーザーに受け入れられる製品を出せば、まだまだ成長基調に乗せられるというデータが、内部ではあったのではないでしょうか。