「メキシコ国境の壁」は実現しない可能性も高い
一方、トランプ新政権の閣僚人事が未だに定まっていません。
一部候補者が辞退することで滞っている部分がありますが、それは単に「トランプ政権下で閣僚になったら、人格評価的にも経歴的にも傷が付く」と警戒している人だけではなく「どうせ自分が数字をもって正しく政策を実行しようとしても、トランプ大統領が雰囲気で○×を判断するだけだから、やり甲斐がない」と感じているからだと思います。
上司の顔色をうかがいながらやる仕事なんて、この世で一番つまらないものはありません。
…そんなわけでこの辺り書き出すと止まらなくなってしまうので止めますが、何だかんだ言っても最終的にはアメリカの良心に期待しかないのが歯がゆいですね。
ちなみにトランプ大統領が矢継ぎ早に大統領令で次々サインしているのは、あくまで「方向性」であって、それが実行に移されるどうかは別問題。実際、オバマ大統領はキューバにあるグアンタナモ収容所の閉鎖を就任時に大統領令としてサインしましたが、8年間遂に実現することはありませんでした。
今回も壁の建設の実効性を評価してセメント株が上がっていますが、少なくとも今の段階では単にお祭りなだけで、株式市場あるあるの一つですね。
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※本記事は有料メルマガ『KA.Blog(有料版)』2017年1月29日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に無料のお試し購読をどうぞ。配信済みバックナンバーもすぐ読めます。
『KA.Blog(有料版)』(2017年1月29日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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