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【10月米雇用統計】114円台を買いたくないこんな夜は「弱めの数字」に期待したい=ゆきママ

114円台攻略はかなり大変

ここ最近のドル円相場は上値が重いこともあって、嫌でも反落リスクを重く見なければならない局面となっています。トレード戦略として、ショート(売り)かロング(買い)かの選択であれば、短期はほぼ間違いなくロングしかないと思いますが、少なくとも現状では114円台でのエントリーは避けたいところでしょう。

今週も比較的強めの経済指標が発表されているものの、ドル円の反応はかなり鈍いというか上値は攻略できていませんからね。むしろ、底堅さを考慮して、ちょっと弱めの数字が出て反落した際に押し目を狙っていくというのがベターなように思います。

雇用統計のメインシナリオとしては、特に平均時給が予想をやや上回ってくる理想的な展開を想定していますが、上値の重さを払拭するには足りないでしょう。また、あまり予想を大きく上回り過ぎてもハリケーンの影響で処理されそうで、初動はともかく継続してグングン伸びていくという展開にはなりにくいと考えています。

ドル円の日足チャート

ドル円の日足チャート

チャートに目を向けると、下値については113.12円近辺にある21日移動平均線がサポートしています。113.00円という節目もありますから、よほどのことがない限り、ここを割り込んでいくことはないでしょう。

一方、上値に関しては5月、7月の高値にもなっている114円半ばがレジスタンスとなっており、114円台からの重さが嫌でも意識される格好となっています。週足ベースで見ても114.50~114.60円近辺は抵抗帯です。ここを明確に抜けきれば、115.00円といった大台も見えてくるわけですが一筋縄ではいかなそうです。

Next: 想定レンジは113~114.5円、発表直前に114円より上なら要注意

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