正社員と派遣社員の福利厚生に関する差別というものが、ここ数年、特に問題扱いされるようになった。
法律上は、両者に差をつける義務はなく、政府としてはむしろ格差是正の方向に動いている。
だが会社の大小を問わず実際には、食堂の使用禁止などを始めとして差異が存在する企業は多い。
こういった問題であふれる世の中である。Twitterユーザー、ビニールタッキー (@vinyl_tackey) さんのコチラのツイートが、注目を集めたのも不思議ではないだろう。
こないだ某大手企業に派遣で行ってる友人と飲んだ時に「会社内のウォーターサーバーに「正社員以外使用禁止」と書かれていた」「食堂も正社員しか入れないのでビルの外のコンビニで買ってる」という話を聞かされて映画『ドリーム』と全く同じじゃん…と暗澹たる気持ちになった。
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) 2017年11月2日
ここまで露骨な差別を、大手企業がやってるのか…。
なお、ビニールタッキーさんが言及している映画『ドリーム』とは、アメリカの有名な有人宇宙飛行計画『アポロ計画』の前身、マーキュリー計画に関わった3人の黒人女性を描いた作品だ。
同作の舞台は、50年代後半から60年代前半という、女性と黒人に対してまだまだ米国内で差別が横行していた時代。
と説明すれば、見ていない人であっても、タッキーさんの言いたいことが分かるのではないだろうか。
Twitter上での反応
チンケな優越感のためになんでそんな酷いことが出来るんでしょうね…
もう21世紀なのに。— みさお🌱チャンロキ (@misawo_eng) 2017年11月2日
なんつーか、日本企業でそれやると、ただただけち臭いですね……某お上とかの食堂システムも民間の常駐だと割引にならないシステムであったりと聞きます。
— りう6-3.7@LAPD2049 (@ryuta7514) 2017年11月2日
それ普通だと思ってました〜w。
文房具利用禁止は筆頭として 冷蔵庫の利用禁止、作業室・会議室内で飲食禁止(社員は可) 辺りが多く(福利厚生らしい)
業務が立て込んで昼食時間がずれたときは トイレ飯や(非常)階段飯 とか横行してry— close_yutori (@kimukou2628) 2017年11月3日
スゴいな、どこの会社だよ、ソコ。
— Luce (@luce_oscurita) 2017年11月3日
私が大手企業に正社員で入社したときは、1年目は休憩室の畳コーナーに座ってはいけないとか、お局さまがたくさん規則つくっていたっけ。銀座の東劇ビルにあったけど、今はどうなっているのかな。
— 梅田香子 Yoko Umeda (@yokoumeda) 2017年11月4日
会社が準備したものではなく社員から集めたお金で運用しているものなんですかね
会社の福利厚生費で出せば経費計上できるから派遣社員はダメなんてルールは不要なはず
どちらにせよケチ臭い会社ですね
— でもん@じんでん発売中 (@daemon_novel) 2017年11月3日
記事提供:ViRATES
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