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ポスト黒田に色気「本田氏の口先」に気をつけろ~FRB・日銀人事の注目点=E氏

「余計な発言」には逆張りスタンスが吉

マーケットが乱高下しても、結局落ち着けば良いと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。多くの投資家がリスクを考えずに買いから入っているからこそ、今の株高はあるのです。

日本株に限らず、米国株も歴史的な低ボラティリティになっていますが、この結果、債券や為替より株式に投資する方がリスクリターン特性は良好になっているので、機関投資家のマネーも株式に流れ込んでいるのです。

そうである以上、本田氏の不用意な発言でマーケットのボラティリティが上昇することになれば、変動を嫌う投資家が少しずつ市場から退出することで、株価の上値追いは困難になりますし、ちょっとしたネガティブ材料で大きく下落する可能性が高まってしまうでしょう。

このように、黒田日銀総裁が再任されるのはノーサプライズというより、むしろ材料出尽くしに繋がるかと思われますが、黒田日銀総裁が再任されるかされないかに関わらず、本田氏が次期日銀総裁を意識して余計な発言をすると、マーケットをかく乱しかねないので要注意といえるでしょう。

ただ、安倍政権サイドが早期に黒田氏退任を明言することはないと思われるので、もし、本田氏が余計な発言をしたら、氏の発言で上がったところは売り、下がったら買いといった逆張りスタンスが有効になりそうです。

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自身が就任すればデフレ脱却を速やかにすると本田氏はおっしゃっていますが、自身の不用意な発言で目先の期待インフレ上昇の芽を摘んでいるということを少しは認識したほうがよろしいのではないでしょうか?

image by: Wikimedia Commons

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2017年11月14日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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