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「中国不動産バブル崩壊」はウソ?ホント? 上海で“街の不動産屋さん”に聞いてみました

マンションが10年で3倍以上に値上がり!中国不動産仲介ビジネスの流れ

邱さんの会社が扱うのは中古物件の売買と賃貸の仲介。基本的な流れは、売買も賃貸も同じです。

売り手(または家主)が、邱さんの会社に物件情報を登録。訪問してきた買い手(または借り手)に予算、希望条件などをヒアリングして、マッチしそうな物件を紹介していきます。

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そして気に入った物件が空き家だったり、居住中であっても住人の許可が取れる場合は内覧へ。特に問題なければ、売り手(家主)と買い手(借り手)のスケジュールを調整し、実際に面会してもらって契約の運びとなります。

その後、物件売買の場合は不動産登記の変更などを行い、また、外国人客が賃貸物件に入居する場合は賃貸契約書とオーナー身分証、不動産登記書などを揃えて派出所に登録申請を行います。

ビジネスモデルとしては、売買の場合、売り手と買い手からそれぞれ売買成約額の1%を手数料として徴収。また賃貸の場合、家主と入居者からそれぞれ月額賃料の35%を手数料として徴収するシステムとなっています。

例えば、100万元(約1,900万円)で売買が成約した場合は、2万元(約38万円)の手数料が邱さんの会社に入るわけですね。

ところで、邱さんの会社がカバーする上海市虹口区エリアで100万元(約1,900万円)の物件というと、現在では、だいたい、1LDK・40平米程度のマンション(6階建て・エレベータなし)になるでしょうか。

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これと同様の物件が、10年ほど前には30万元(約570万円)で取引されていましたので、当地の不動産価格はずいぶん値上がりしている印象があります。

そこで気になる上海の不動産市況を、邱さんに聞いてみました。

Next: 不動産価格は値上がり傾向。それでも将来を懸念する理由とは?

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