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金正恩氏が「美女外交」で世界を一転、蚊帳の外に置かれた安倍総理の焦り=浜田和幸

北朝鮮の金正恩委員長には隠し玉が多い。先の平昌五輪では妹の金与正を送り込み、韓国の文在寅大統領をメロメロにした。そして先の訪中でも秘密兵器が登場した。(浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』浜田和幸)

※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2018年4月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

何が足りない? 自ら情報収集能力の欠如を世界に知らしめる日本

北朝鮮の隠し玉

ぶっちゃけ、北朝鮮の金正恩委員長には隠し玉が多い。

先の平昌オリンピックでは開会式に妹の金与正(キムヨジョン)を送り込み、美女軍団と共に「ほほえみ外交」を展開し、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領をメロメロにしてしまった。

その結果、南北首脳会談のみならず、米朝首脳会談まで実現の可能性が一気に高まった。

そして、この3月末の金正恩委員長の中国訪問には、夫人の李雪主(リソルジュ)が同行。すると、たちまち彼女は中国で大フィーバーを起こした。

インターネット上では「本当に綺麗だ。金委員長の妹よりはるかに美人で、しとやかだ」とか「韓国の人気女優もかなわない」といった彼女の美貌や衣装を褒めたたえるコメントで溢れかえった。

しかも、中には「(習近平国家主席の夫人である)彭麗媛(ポンリユエン)と比べれば着ているものは地味だが、美形レベルでは李雪主が上だ」といた内容も。

あまりの過熱ぶりに、中国政府は「李雪主」をネット上で検索できないようにし、彼女に関する書き込みを全て削除してしまったほど。

やはり、「習近平夫人より美人だ」といった内容は、今の中国では認められないようだ。

「太った3代目の独裁者」という夫のイメージを払拭する上で、李夫人は秘密兵器のようなパワーを存分に発揮したと言えるだろう。

失敗が許されなかった訪中

実は、世界が驚いた今回の電撃訪中は年初から水面下で準備が進められてきたもの。

2011年に史上最年少の国家最高指導者の座について以来、金正恩にとっては初の外国訪問だった。

来る南北、そして米朝首脳会談を成功させるうえでも、中国を味方につけるために失敗は許されないものであった。

一方、憲法を改正し、絶対的な権力を手中に収めた習近平にとっても、「朝鮮半島の未来を決定付ける力は中国にある」という存在感をアピールしたことになる。

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