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なぜ家計の危機に気づかない? 破綻寸前の事例で学ぶ起死回生のマネープラン=俣野成敏

1. 個人事業を軌道に乗せるためのマネープランとは?

多くのサラリーマンが憧れる独立。しかし「独立することが目的」では、いずれ行き詰まってしまいます。

不安定な個人事業主が事業を軌道に乗せ、将来に安心感の持てるマネープランを作成するには、どうすればいいのでしょうか?

最近、独立したばかりのAさんの事例を見てみましょう。

【個人事業主・Aさんの前に立ちはだかる“時間”という壁】

それではまずは、Aさんの事例からです。Aさんは30代になったばかりの個人事業主です。英語が得意で、常々ビジネスマン向けの英語教室を開きたいと考えていました。サラリーマンの頃から数名の生徒を持ち、月に10万円ほどの副収入を得ています。

Aさんはパーソナル講師です。自前で教室は持たずに、コワーキングスペースやカフェなどでクライアントとマンツーマンで授業を行っています。これであれば、教室代(固定費)を節約でき、授業料も自分で自由に設定できます。仕入れなどもないため、始めやすいビジネスです。

この方のビジネスモデルは非常にシンプルで、「自分の時間単価×稼働時間=売上」となります。

ただし、この仕事は参入障壁が低いためにライバルが多く、差別化しにくい、というデメリットがあります。

また「自分の技術を売る」というビジネスになるため、自分の時間に限りがある以上、自ずと売上も決まってしまいます。時間が埋まってしまった後は、顧客単価を上げるしか売上を伸ばす方法がありません

現状では、セッションが埋まるのは平日の夜か土日がメインになるでしょう。顧客対象となるビジネスマンの自由時間がその辺りだからです。

すんなり目標を達成できるほど甘くない

Aさんの当面の目標は、「月の売上を80万円にする」ことと、「20年後に2億円の資産を築く」ことです。

とはいえ、「副業で10万円稼ぐ」のと「本業で10万円稼ぐ」のでは、まったく意味が違います。なのに、Aさんの事業計画では、顧客が毎月3人ずつ増えて「1年後には売上が80万円に達する予定」なのだと言います。

顧客を増やす方法とは、主に口コミです。顧客を1人紹介するごとに、授業料を1ヶ月無料にする特典を付与することにしました。

Next: そもそも独立してよかったのか? 他人のことなら冷静に判断できる

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