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日銀が支えてるとはいえ、日本株は投資に値しない!利上げがあっても米国株が推せる理由

金融緩和がうまく作用した米国となかなか作用せず物価上昇しない日本。その差はどこにあるのでしょうか。『バフェットの眼』著者の八木翼さんは物価が上昇しない原因は金融的問題よりも人口減が原因であると白川日銀元総裁の言葉を引き合いに出しつつ解説してくれています。

人口減問題が解決しない限り物価上昇は無理!

少なくとも米国は今年中に利上げしそうですね。

米国と日本の違いがはっきり出ているのが、マネーサプライですね。

コチラが日本のマネーサプライです。
前年同月比

1月 2月 3月 4月 5月 6月
3.4% 3.5% 3.6% 3.6% 4.1% 3.8%

https://www.boj.or.jp/statistics/money/ms/ms1506.pdf

このマネーサプライが4%以上でないと、物価上昇には転じないというのが、日本銀行行政委員会の委員である岩田氏の意見です。(『デフレの経済学』)

しかしながら、これだけの異次元緩和をして物価は上昇していない。

このデフレは、人口減が原因であり、金融的な問題ではないと主張した白川総裁が正しかったことをこれでもかと裏付けるデータです。

対するアメリカは、ここ1年で6%のマネーサプライの上昇を成功させています。
アメリカの場合は、人口減もなく、家や自動車のローンなど、銀行が金利低下を享受できる十分な余地があったため、金融緩和がうまく作用しました。

日本は人口減少に歯止めをかけない限りは、何をやっても物価上昇は厳しいでしょう。

そして、その対応が明らかにおろそかになっています。正直、個人的には投資するに値しない国だと思っています。

もちろん、短期的には日銀が買い支えてくれるので株価は上がりますが、それも限界が来るはずです。

というわけで、今後利上げがあり、不利な状況となりますが、あくまで私はアメリカ株を押していきたいと思います。

人口増がある国で投資するのが、やはり健全で安心できます。

バフェットの眼(無料版)』2015/8/10号より抜粋
※太字はマネーボイス編集部による

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