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人口減だから「新幹線」を!日本・地方創生にはそれぞれの意識改革が必要不可欠

地方からの人口流出で、ますます地方に力がなくなっている昨今。三橋貴明さんは、インフラ整備を批判しないことが、地方創生の第一歩と話しています。

記事提供:『三橋貴明の「新」日本経済新聞』2015年3月22日号より
※本記事のタイトル・リード文・本文見出しはMONEY VOICE編集部によるものです

日本・地方創生にはそれぞれの意識改革が必要不可欠

人口流出が激しい「地方」に、例えば新幹線を通すべきと主張すると、途端に、「人口が減っている地域に新幹線を引くなど、無駄だ!」などと反発を受けてしまいます。不思議な話です。

落ち着いてみれば誰でも分かるのですが、インフラが整備されていない地方が人口を増やすというのは、これは至難の業です。例えば、現在の山陰地方は新幹線等で交通の便を良くしない限り、人口減少をまず止められないでしょう。

人口減少、特に生産年齢人口の減少が経済的にそれほど問題かという話は置いておいて(インフレギャップになるため)、少なくともインフラが未整備で、東京や名古屋、大阪などの大都市圏との間の交通の便が悪い地域に大企業が投資を大々的に実施するなどというケースは考えられません。

例えば、山陰地方に新幹線が整備され、関西圏や福岡圏とアクセスが高まり、初めて企業は大々的な投資を実施しようとするでしょう。結果、人口は増加に転じるかも知れません。

企業は「株式会社」であるため、交通の便が悪く、余計な運送コストがかかることが明白な地域に投資をすることはありません。何しろ、利益が出ません。

というわけで、まずは「利益」を考えなくて構わない政府がインフラ投資をする、例えば新幹線を整備するという話で、当たり前すぎるほど当たり前の話だと思うのです。

結局、冒頭の「無駄だ!」の人たちは、理屈がどうであれ新幹線の整備に反対であり、公共事業に嫌悪感を抱いているというのが真実なのだと思います。

「人口が減っている地域に新幹線を引くなど、無駄だ!」と主張する人に対し、日本国民が、「何言っているんだ。人口が減っているからこそ、新幹線を引き、交通の便を良くし、民間の投資を引き出すんだろ」と、堂々と反論する「空気」が醸成されなければ、今後の日本(特に地方)はなかなか厳しい状況になると思います。

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