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日本円での貯金はもはや自殺行為。必ず来るインフレが「老人の国」日本を殺す=鈴木傾城

日本円での貯金は自殺行為

この危機的な状況が見えてきたら、今すぐに個人的な自己防衛を考えるべきだ。

まずは「貯金なんかしていたら将来はない」ということに気づかなければならない。まして日本円で貯金なんかするというのは自殺行為にも等しい。

日本人が「深刻な問題」に対処しないのであれば、将来はツケを払うことになる。そんな国の通貨で貯金をするというのは、まったく合理的ではない。

では、どうするのか。不動産にでも投資した方がいいのか。いや、日本全体が崩落していこうとしているのに、これから日本で不動産を買っても苦しむだけだ。

では、ゴールドがいいのか。ゴールドなら日本の通貨の価値が減少しても、それを国外で換金したら日本円よりも割がいいのでそれなりに意味はある

しかし、もっと良いのは言うまでもなく「配当が付く価値あるもの」にしておくことだ。

世界でいちばん「安心できる」資産を持つ

世界で最も安心できるものに資産を切り替える。世界で最も安心できるものと言えば、言うまでもなくアメリカの多国籍企業において他にない。

私は2012年の時点ですでに資産の90%をアメリカの多国籍企業の株式に転換しているし、これを日本円に戻すつもりはまったくない。

今の状況では資産を日本円に戻すどころか100%アメリカの株式に転換したい気持ちである。

最近、タバコ株が不調で下落しているのだが、タバコ会社はきちんと利益を出しているのだから黙って10年でも保有していれば損することはない。

私自身は2017年から個別株を離れて「VYM」と「QQQ」を10年かけて増やしていくつもりだが、これらのETFも基本的に中身はアメリカの巨大多国籍企業の集合体である。

これらは、はっきり言って問題を抱えすぎている日本円よりもよほど安心できる。

私は、20代や30代の人間はETFよりも個別株を買うべきであると思う。まだ若いのだから、個別株で資産を増やすチャンスに賭けた方がいい。

しかし、どうしても個別株と運命を共にするのが嫌なのであれば、私のように「VYM」や「QQQ」、もしくはS&P500を網羅したETF「VOO」1つを手に入れておいていいと思う。

Next: 政府はもう頼れない。落ちていく日本では自己防衛が必須になる

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