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『金持ち父さん』ロバート・キヨサキに学ぶ「最強の投資スタイルを身につける」方法=俣野成敏

1. 投資家として成功するための、具体的な戦略を立てる

キヨサキ氏は、上記の本の中で「年金プランのしくみが変わったために、EとSのクワドラントの人たちは、これまで投資ゲームに強制的に参加させられてきた」、と述べています。氏が書いているのはアメリカ情勢についてですが、日本は現在、まさにこれを追従する形となっています。

この状況にも関わらず、「多くの人は、より良い投資家になるための教育に投資することには興味がない」と氏は嘆いています。その結果、「これらの人々が金持ちになる可能性は、宝くじに当たる可能性とほぼ変わらない」のだ、と。

投資家にもいろいろある――“バフェット氏”ばかりが投資家じゃない

<第4ステップ:「どんな投資家になりたいか決める」>

キヨサキ氏はこのステップで、「投資家にはA、B、Cの3つのタイプがいる」と言います。それは次の3タイプです。

Aタイプ:「問題を探す」投資家
Bタイプ:「答えを探す」投資家
Cタイプ:「自分はどうしたらいいのかを言ってくれる『専門家』を探す」投資家

Cタイプは当然、自分で投資商品を選ぶどころか、どの専門家が正しいのかも判断できません。このタイプの方が、投資家としてはもっとも危険で、まずは勉強から始めるべきでしょう。

Bタイプの投資家は、EやSのクワドラントでお金を稼いでいる人に多い、と氏は言います。このタイプの投資家に限った話ではありませんが、専門家を探す際は、少なくとも「他人にしているアドバイスを自らも実践している」アドバイザーを探すべきです。アドバイザーの中には、会社のマニュアルを読み上げているだけで、自分で実際に投資をしていない人が結構います。

キヨサキ氏は、自身は主にAタイプの方法で資産を増やした、と言っています。なぜ問題を探すと資産が増えるのかというと、多くの場合、問題の裏にはチャンスが潜んでいるからです。たとえば、氏が不動産投資を始めた頃に購入していた物件とは、自分のキャッシュフローを管理できない投資家が手放した「問題」物件でした。

氏は「自分はA、B、Cのどのタイプも備えている」と述べており、どれがいいとか悪いとかいう話ではありません。大事なことは、自らの傾向を知り、そのための対策を採っておく、ということです。

ソフトバンク孫正義氏はどんな投資家なのか?

ところで、このA、B、Cの3つのタイプを知るだけでは、「将来、どのような投資家を目指すべきなのか?」を考えるには不十分でしょう。この質問の答えを出すために、まずは「世の中にはどういう投資家がいるのか?」を知るのも1つの方法です。

当メルマガでは、クワドラントを兼務するハイブリッド・クワドラントをオススメしておりますが、たとえばソフトバンクの孫正義氏などは、まさにE・B・Iのハイブリッド・クワドラントです。これを聞いて「孫さんがE(従業員)?」と思われませんでしたか? 孫氏は、自分がつくった会社に自分が雇われている形になっています。氏は、フォーブスジャパンが発表している「日本長者番付2018」で2年連続1位を獲得しており、総資産は2兆2,930億円あります。
※参考:フォーブスジャパン 日本長者番付2018

しかし、意外なことに社長としての孫氏の年収はそこまで高くありません。確かに1億円プレイヤーではありますが、『役員四季報』などの調べによれば、2016年4月の時点で年収1億3000万円、上場企業役員の年収順位では299位となっています。資産の半分以上がソフトバンクグループの株であり、日刊ゲンダイなどの報道によれば、自社株の配当などで年収は100億円近いということです。
※参考:「年収1億円超」の上場企業役員530人リスト

孫氏の例は、典型的なB+Iのマネーマネジメントです。これらを調べて、「孫さんなんて、オレにはとてもムリだ」とか、「これだけの借金をするくらいなら、Eの社長をやっているだけのほうが楽だな」という感想を持つだけでも構いません。「ラットレースから抜け出すことによって、どのような魅力やメリットがあるのか?」を知るために、こうしたことを調べるのも、大切なステップだと考えます。

Next: 手っ取り早くラットレースから抜け出す方法もある?

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