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『金持ち父さん』ロバート・キヨサキに学ぶ「最強の投資スタイルを身につける」方法=俣野成敏

手っ取り早く目標に近づくための方法

<第5ステップ:「よき師を見つける」>

ステップ4で、さまざまな例を比較検討した上で、その中から自分のロールモデルとなる人を探します。「自分はこの人のようになりたい」というベンチマークを見つけて、その人が「どうやって、これだけの期間でここまでの成果を手にすることができたのか?」ということを知り、マネをすることが、目標達成のための近道になります。

現実的な手法としては、自分が希望する結果を出している人が多く所属するコミュニティなどに参加することが挙げられます。身近な人をモデルにすれば、疑問が湧いた時に、「これはどういうことでしょうか?」とすぐに聞くことができます。もちろん、本やTVなどに出ている人でも構いませんが、師匠にする人は、必ずしも有名である必要はありません。

ベンチマークとなるべき人を見つける際のポイントとは、「ロールモデルのすべてを丸ごとコピーしようとしない」ことです。どんな人も、必ず長所と短所の両方を併せ持っています。尊敬する人のようになりたいと思い、その人の行動を逐一チェックしていったら、意外にお酒にだらしなくて幻滅した…などとなりかねません。

ですから、相手の学びたい部分に集中し、欠点に関しては割り切るようにしてください。完璧を求めないことです。

こんな話があります。キヨサキ氏の友人の中に、一代で8億ドル以上を儲けた人がいるそうです。けれど、その人は今ではほとんど破産しかかっているのだとか。氏は、その友人を見る度に「何をすべきで、何をすべきでないのかがわかるから勉強になる」と話しています。ここから言えることは、「人は学ぼうと思えば、どんなことからでも学ぶことができる」ということです。

ロバート・キヨサキ氏の「よき師」とは?

氏にとっての1番のモデルとは、金持ち父さんと貧乏父さんの2人でした。この人たちを自分の教師、または反面教師にしながら、投資家を目指したわけです。

今、あなたの身近にこのような人がいなくても、自分でコミュニティを探して所属するようにすれば、ロールモデルもたくさん見つかり、やろうと思えば、いろいろな人の長所だけをブレンド配合することも可能です。

ただ、初心者は1度にあれこれマネしようとするよりも、1度に1人から学ぶようにして、習得してから、また次の人に付いて学んだほうがいいかもしれません。そのほうが、「どちらを信じたらいいのか?」といった事態に陥らなくて済むでしょう。

ちなみに、「その人に付いて学ぶ」というのは、「心の中で」で構いません。いちいち「弟子入りさせてください」などと言う必要はありません。基本は、その人の言動を観察し、可能であれば質問して、学びを深めていきます。もちろん、有名な人のセミナーなどにお金を支払い、直接ノウハウを学ぶ、という方法もあります。

Next: 失望する覚悟はあるか? 飛躍のチャンスをつかむのは「あなた自身」

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