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不穏な時代でも「3つの金言」を守っていれば資本主義の勝ち組になれる=鈴木傾城

意識しなければならない「3つのもの」とは何か?

アメリカの株式市場は高値圏だが、同時に不穏を感じさせる時期に入り、流言飛語が飛び交うようになっている。こうした時代になると、次の3つを強く意識すればいい。

  1. 予測は意味がないと再確認する
  2. 正しい投資をしていることを再確認する
  3. 常識的に考えて常識的に動く

相場の予測はするのも聞くのも面白い。金利動向やらチャート分析やらイールドカーブの変化から「こうなる」と説明されたら、あたかも100%そうなりそうな気持ちになってしまうほど説得力があったりする。

あるいは、世の中の見えないところで動いている超権力を持った一部の富豪が秘密会議を開いて極秘で何か深い企みをしているので世界はこうなるとか説明されたら、本当にそうなってしまうのかと思ってしまう。

しかし、データ分析は「過去はこうだった」「傾向はこうである」と指し示しているだけで、それは絶対的なものではないのでしばしば予測は外れる。

さらに超権力を持った富豪の陰謀も、話を面白おかしくするだけのフィクションかファンタジーだったりする。

読み物としては面白いかもしれないがそれだけの話であり、基本的にそれを元に資産運用の判断をするには超絶的に心もとないし馬鹿げている。

これらの予測で判断や決断をするのは「頼りないこと」と分かっていれば、予測に惑わされることはない。

予測よりも重視しなければならないのは、言うまでもなく「正しい投資」である。実は、正しい投資を心がけていれば、別に予測はしなくてもまったく問題ない

これだけのことで資本主義の世界では勝ち組になる

正しい投資というのは「きちんと利益を上げて株主に報いている優良企業の株式を適切な値段で買って長く保有する」というものである。

私自身は2017年からETF「VYM」と「QQQ」を今後10年の間に増やしていき、資産運用の主力にするという方針に決めた。今はそれに沿って動いている。

この「VYM」「QQQ」というETFは、まぎれもなく優良企業の集合体なので、基本的に考え方は変わっていない。

優良企業は利益を上げ続ける。そして優良企業は成長し続ける。だから優良企業の投資は最後には大きな成功を収める。

正しい投資をしていれば、市場がどちらに転んでも大して問題ではない。

何か判断するとしたら、「高値圏だから少し控えめに買っておこう」「現金比率を高めたいから薄く売っておこう」「暴落したから大きく買い増しておこう」というくらいだ。

Next: 「予測」は一切必要ない。常識的に動けば資本主義の勝ち組になれる

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