ニューヨーク・ダウ 新しい流れが出るのか
先週のレポートでは、ADラインに注目した。ADライン水準を超えていくことで、堅調な展開の中、最高値更新が続くことが期待されたからだ。実際には、週初こそADラインを超えて最高値を更新したものの、週末にかけて下落。ADラインを割り込んで取引を終えている。次の注目日は10月8日前後である。
A点水準:約26,600ドル
B点水準:約27,200ドル
C点水準:約25,500ドル
今週のポイントは、ペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過することで、新しい流れが出るのかということである。
<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。週明け早々にC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、上値の重たい展開が鮮明となるのか、それとも下げ止まりから再び最高値更新を狙うのかということである。
<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの下落局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジションに転換した。買いポジションへの変更は、26,700ドルを終値で超えることである。
<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が鮮明になる可能性が出てきた。下値支持線と期待されたADラインを割り込んできた。しかも、高値では上ヒゲの長いローソク足が出現している。そして、その高値はほぼペンタゴンのど真ん中の時間帯と一致しているからだ。
<第2シナリオ>
再び堅調な展開に移行する可能性も残っている。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、下値支持線CDラインが控えているからだ。
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