日経平均は踏み止まって堅調な展開に戻ることができるのか―正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)
ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている
黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し
日経平均 踏み止まって、堅調な展開に戻れるか
先週のレポートでは、AEラインに注目した。下値支持線となっているAEラインを維持することが出来れば、現ペンタゴンの真横に新しいペンタゴンが描き足され、堅調な展開が続くと期待されるからだ。実際には、そのAEライン上で取引を終えている。次の注目日は10月12日前後である。
A点水準:約22,850円
B点水準:約23,850円
今週のポイントは踏み止まることで、堅調な展開に戻ることが出来るのかということである。
<あくまでも個人的見解>
先週に引き続きAEラインに注目したい。AEラインを割り込み、右下のペンタゴンに戻ることで上値の重たい展開が進むことが考えられるからだ。すなわち、AEラインを維持できるのか否かが重要になってくる。
<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの下落局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、売りポジションに転換した。
買いポジションへの変更は 24,100円 を終値で超えることである。
<現在のシナリオ>
上値の重たい展開に移行した。下値支持線と期待されたBEラインを割り込んできた。また、上値抵抗線CEラインが効いている。そして、D点が位置する時間帯に高値を示現した後より下落に転じているからである。
<第2シナリオ>
再び堅調な展開に移行する可能性は残っている。下値支持線AEラインが存在している。しかも、そのAEライン上で同事線が出現しているからである。