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まだ投資の勉強をしているのか? 個人投資家がプロから大金を奪う方法は1つしかない=鈴木傾城

金融市場は「素人とプロが戦う場」

当たり前だが、金融市場は「素人とプロが対等の立場で戦う場」だ。情報力、組織力、分析力、資金力、そのすべては圧倒的にプロ有利、素人不利にできている。そして、プロは全力で叩き潰してくる。

金融市場とは、そのような世界なのだ。

こんな強欲なサメがうようよするような場所ならば、最初からそこに近づかなければいいのだが、この世は資本主義であり、資本主義で生き残るには金融市場にアクセスしなければいけないのだから、そうは言ってられない。

そうであれば、金融の世界で生きているわけではない私たちは、「金融のプロが死にかけているときに勝負する」のが合理的だ。面白いことに、金融市場のプロは、しばしば死にかける

死にかけているプロが、優良企業の株式を吐き出す

プロが死にかけているとき。それは、市場が想定を超える暴落をして、すべての指標が悪化しているときだ。

2000年のITバブル崩壊、2001年の同時多発テロ、あるいは2008年のリーマンショック。市場の想定外はいつでもやってくる。いつ、やってくるのか分からないのだが、いつかやってくる。

こうした予期せぬ大暴落やプロの想定を超える大暴落がやってきたとき、プロは資産価値暴落の流血を避け、傷を少しでも軽くするために、手持ちの優良企業を安値で市場に吐き出す

死にかけているプロが、優良企業の株式を吐き出すことによって、私たちは優良企業の株式を信じられない安値で買うことができる

言うまでもないが、アメリカの超優良企業である、エクソンモービル、シェブロン、フィリップモリス、ファイザー、J&J、P&G、コカコーラ、ペプシ、マイクロソフト、アップル、グーグル、アマゾン……等々は株式市場が崩落したところで潰れる会社ではないのである。

暴落すれば、黙って拾っておいて数年寝かせればやがては企業の成長に伴って株価も成長する。配当も手に入る。

優良企業は増配もすれば自社株買いもするので、瀕死になったプロが投げ出した優良企業を手に入れれば、「それだけで勝てる」のである。

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