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中国の不人気職業「看護師」を目指す、イマドキ上海女子のリアルな生活

息抜きはコスプレとメイドカフェ!?傅さんの将来の夢は

研修中のお仕事は8時間勤務。各病棟を回って、点呼など先輩看護師のフォローを行います。

患者さんに対しては、実際に点滴や注射などを行いますが、高齢の方の場合は血管が見えにくいので、若い患者さんを中心に実地訓練をさせてもらうとのこと。このあたりは日本と似ていますね。

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また、実際の手術を見学して、看護師がドクターとどのように連携しながら手術を進めていくのかの勉強も行います。医者の汗ふきなど手術に直接関係しない仕事は、その場で研修生の傅さんたちが対応する場合も。

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病院の窓口担当をすることもあり、その場合は患者さんを各階まで案内し、配膳作業もヘルプ。研修中で無給とはいえ、業務はじつに多岐にわたります。

また、日本と同様に男性看護師の数はやはり少なく、傅さんが通う学校の場合、全校1,000名のうち男性は30名程度。そのため患者のベッド交換などは先輩看護師を含む3~4名で対応するそうです。

研修中の配属先は数ヶ月単位でかわり、総合病院の研修の場合は神経科、内科、問診科など色々な場所の科を定期的にローテーションして業務経験を積んでいきますので大忙し。

そのぶん、週末にはルームメイトと買い物や食事にお出かけしてストレスを発散するそう。なんと日本の制服が好きらしく、制服コスプレを楽しんだり、メイドカフェに行くのが大好きだそうです。

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傅さんは地元に残らず上海での勤務を希望。聞くと、地元に残って自宅からの出勤では自由な時間が取れないし、都会への憧れが大きいそう。現在研修中の総合病院もそのような理由から決めたのだとか。

正式に看護師として働き始めると、真っ白でマークなしのナースキャップが与えられます。実務経験を積んで病院の試験に合格すると帽子に1つ横棒が増え、最終的には3つまで横棒が増えるそうです。

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3つの棒がつくナースキャップは婦長または看護主任の証!それを目指してがんばる、上海のナースの卵・傅さんでした。

傅艳红さん(21)看護学生
に景気アンケート!

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あなたの景気は100点満点で何点?
「0点!10ヶ月無給で働いている状態だから(笑)」

これから景気は良くなると思う?悪くなると思う?
「全体の景気は良くなると思いますが、貧富の差も激しくなるんじゃないかと思います」

いまいちばん欲しいモノは何?
「日本の制服と日本のお菓子。ジンダオさん今度買ってきてね!」

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路地ウラウォッチャー – ジンダオ

38歳・長崎市生まれ。中国上海に中国語ゼロで渡航して早11年目。語学留学を経て、語学学校の立ち上げ、中国横断3ヶ月バックパックなどドップリ中国にハマる生活。趣味は中華食べ歩きと中華アンティーク収集。訪中当初から中国人に間違えられるアジアンテイストな顔つきのお陰で、中国人に紛れ込むのはお手の物。

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